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カンガルーバーはなぜ消えた?今は車検に通るのか?目的や機能についても

カンガルーバーをご存知ですか?1990年代に大流行した装備で、この時代の大型SUVはその殆どがカンガルーバーを装備していました。ところが、カンガルーバーを装着した車は、2000年代を境にあまり見られなくなりました。本記事ではカンガルーバーが消えた理由と、現在カンガルーバーは車検に通るのかという疑問について解説しているので、是非ご覧になっていってください。

カンガルーバーとは?

カンガルーバーは野生動物から車を守る

カンガルーバーとは、金属製の板やパイプを曲げて造られたバンパーのことです。
元々はカンガルーとの接触事故が多発するオーストラリアにおいて、カンガルーとぶつかった自動車を守るために開発された装備でした。
カンガルーを含む牛や鹿などといった大型の野生動物は、種類によっては体重が300kgを超える場合もあり、一般的な乗用車が衝突すると走行不能になってしまう可能性があるのです。

もちろん、ぶつかられた野生動物もただでは済みませんが、そういった野生動物が生息している地域は人里離れた場所にあることが多く、電波が届かない場合もあるため、車が動かなくなってしまうと人間にはどうすることもできなくなってしまいます。
ぶつかられた野生動物は可哀想ですが、そいうった野生動物が生息する地域に暮らす人々にとって、カンガルーバーの装着は人命を守るために必要なことなのです。

日本でのカンガルーバー

1990年代、日本でRVがブームになっていた頃、カンガルーバーも本格RVを演出するためのアイテムとして人気を博し、大型SUVを中心に標準装備されるようになっていました。
しかしながら、元来大型の野生動物が生息していない都市部でカンガルーバーを装着することは無意味であり、対人事故を起こした場合に人体に与えるダメージが大きくなるということもあって、カンガルーバーは次第に批判されるようになります。

そのため、日本では2000年代から自動車メーカーの自主規制という形でカンガルーバーの設定が減少していき、現在では中古車を除いてほとんど見られくなくなりました。
また、メーカーの自主規制以外にも、スタイリッシュな都市型SUVのブームがカンガルーバー減少の理由の一つだと考えられています。

なお、オーストラリアやアフリカ、北米などといった野生動物との接触事故が多い海外においては、多くの自動車メーカーでカンガルーバーが純正オプションとして設定されており、ユーザーから一定の人気も得ています。

実際に野生動物と接触事故を起こしてしまった時の対処はこちら

カンガルーバーは車検に通るの?

カンガルーバーを装着したバス

カンガルーバーの装着による車検での注意点

出典:https://ja.wikipedia.org/

カンガルーバーの純正オプションは、日本国内においては姿を消しましたが、あくまでメーカーの自主規制という形であり、車外品のカンガルーバーであっても保安基準を満たしていれば、車検に問題なく通ります。

ネット通販やカーショップで売られている市販品のカンガルーバーは、そのほとんどが保安基準に適合した造りになっているので、取り付け方や対応車種を間違えていない限り、車検に通らないなんてことはないでしょう。

ただし、現在の基準で造られているカンガルーバーは、安全上の理由から耐久度がほぼ無いに等しいので、野生動物などと衝突した場合、簡単に壊れてしまいます。

そのため、カンガルーバー本来の用途で使うことはできないという事を覚えておいてください。

カンガルーバーはファッション装備

カンガルーバーはなぜ消えた

カンガルーバーが消えた理由と車検の疑問はいかがでしたか?

2017年現在、日本国内で走る車両に装着されているカンガルーバーは、そのほとんどが実用性皆無のファッション装備となっています。

ただ、ファッション装備とはいっても、大型の車両に装着されたカンガルーバーはやっぱりかっこいいので、愛車に似合うのであれば装着してみたいですよね?

この記事を読んで、愛車にカンガルーバーを装着したくなったという方は、保安基準を満たした安全な製品を使用するようにしましょう!

車の部品やパーツの車検での注意点に関連する記事はこちら!

この記事の執筆者

しんどうこの執筆者の詳細プロフィール

ライターをやっております。好きな車は奇抜な車、60~80年代の車など色々です。...

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