意外と知られていないトヨタの「ハイエースバン」の基本スペックとは?

ハイエースバンといえば、配達が便利な長方形の典型的な商用車と思われがちですが、とにかく広い車内を使うことに注目すれば、車内を自分の好きなようにできるというメリットもあります。それこそすごい空間を作る事も可能です。今回はハイエースバンの基本情報と少し活用例をご紹介いたします。

ハイエースバンってなに?

全長がとても長い車です。
乗車人数は2人から9人までで、人数を減らせば後ろにスペースをたくさんつくれます。
スペースには荷物を置くのもいいですし、思い切って机を置くなんて事も可能です。

一見してバスやトラックなんじゃないの?と思うでしょうけれども、巡回ルートでの送り迎えや仕事の荷物を運搬するだけの車ではありません。
もちろん得意分野ですのでバストラック用途で広く扱われてはいますが、仕事にもレジャーにも趣味にも使うことができる数少ない車です。

デメリットは、大きいことでしょうか。
最初は運転しにくく思う方も多いようです。

ただ、大きいことがメリットでもあります!
メリットとデメリットが同じ・・・という車がどんなものなのか、少しずつご紹介いたします!

車内スペースと構造

乗車人数は2人、3人、5人、6人、9人の四通りです。
目的に合わせてまずはここから選択をします。

人数を減らしたり、座席をたたむと後部スペースは3mほど取れます。
これだけ広いと寝る事もできますし荷物の運搬に使う事もできます。

標準的なタイプで、約4.5㎡、2.7畳ほどのスペースです。
長さが1.5倍のダブルベッド(長さ2m x 幅1.5m x 1.5倍)くらいの広さです。

9人乗りでも1.4mほどのスペースが取れますので、大勢乗ったときの荷物にも困りません。

下記の画像はタイプ別の車内の広さです。
スーパーロングボディやワイドボディも選べますので、さらに広い空間を使うこともできます。

広い荷室は、高い積載性が伴ってこそ活かされると考え、様々な工夫を施しました。人が積み降ろししやすい高さや広さを実現すると同時に、使う人の負担を軽減する装備を充実。より安全で迅速な作業性に配慮しています。

出典:http://toyota.jp/

3人、6人、9人用です。

2人、5人用です。

ワイドボディです。

スーパーロングです。

エンジンとミッション

ガソリンとディーゼルがあります。
燃費はどちらもリッター11kmほどです。

ガソリン車のみ2000ccと2700ccが選べます。

ミッションは、MTとATの中から選びます。

ディーゼルエンジンは振動とエンジン音がガソリン車よりも負担になりストレスを感じることもあるかもしれません。
ディーゼルは軽油なので燃料費は安いのですが、そこは好みで選択したほうがいいかもしれません。
概ねディーゼルのほうが車体価格は高くなっています。

また、中古車の場合はあまり古すぎないものがよさそうです。
特にディーゼルの場合は、各自治体の排ガス規制にかからない程度の年式(平成16年以降のもの)がいいそうです。

ディーゼルの排ガス規制について説明があります。

各自治体についての記事もありますので参考になります。

ディーゼルエンジン

平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合したディーゼルエンジンを搭載。

出典:http://toyota.jp/

低回転から高トルクを発揮する特性です。
その分、パワーはガソリン車の2000ccとあまり変わりません。

重い荷物や重量のものを運ぶことが多い分、低回転からの高トルク特性エンジンがとても快適と思います。

トルクは、加速性能です。
アクセルを踏んだ分だけ前進する力です。
特に上り坂などで効果が実感できます。

最大出力(パワー)はエンジンを限界まで使ったときにどれだけ速度(出力)を出せるかに相当します。
この車の場合は、あまりパワーは気にしなくてもよさそうな気はします。

ガソリンエンジン

Dual VVT-i(吸・排気連続可変バルブタイミング機構)の採用などによりエンジン性能を引き出し、力強いパワーを獲得するとともに燃費向上を達成しています。

出典:http://toyota.jp/

2000ccと2700ccの2種類です。

最高トルクに達するためには、ディーゼルと比較して若干回転数が必要ですね。

エンジンルーム

エンジン冷却水やウォッシャー液のタンク等をフロント部に内蔵。日常的なメンテナンスが容易にできるように配慮しています。

出典:http://toyota.jp/

メンテナンスがしやすいようにタンク類がすぐ近くに配置してありますね。

取り付け位置が高いので、覗き込まなくても目の前にある!といった感じでしょうか。

運転席まわり

車体のサイズから、大きくて重たいステアリングハンドルを想像させますが、案外普通の印象ですね。

シフトレバー

コラム式?といいそうになりますが、フロントパネルに近い位置にミッションハンドルがあります。

フロント座席

足元がすっきりしているので、運転席側からも助手席側からも楽に乗り降りできます。
私もコラム式の車に乗っていたことがありますが、この点はとても快適で是非お勧めしたいです。

二人乗り用のフロントシートですが、真ん中にトレイがあり使いやすくしてあります。

3人乗り用のフロントシートですが、真ん中のシートが少し狭そうです。
大人用の主力シートとしては少し小さい印象です。

後部座席

後部座席をたたんだ状態です。

特長

車体がとても長いので、駐車スペースが限られます。
運転に慣れるまでにちょっと時間がかかりそうです。
狭い道や入り組んだ路地もちょっと難しそうですね。

乗車位置が高いので、先への見通しはとてもいいです。
疲れにくいという話もよく聞きます。

エンジンと車体を含めてとにかく丈夫で、30万km走った車でも中古市場では他の車種に比べて高価に取引されているそうです。

この安心感は世界中で認められています。
とても価値が高い車と言えますね!

ハイエースの情報がたくさん掲載されています。

ハイエースの良さの中で代表的なことが「リセールバリュー」が挙げられます。
(売る時に値段が残りやすい、買取価格が高い)

日本国内はもちろん、海外での需要もとても高く、中古車の相場が他の車種と比べて下がりにくいのです。

出典:https://www.flexdream.jp/

用途

ハイエースバンの使い道は多種多様にわたっています。
いくつかの用途をご紹介いたします。

居住スペースを作ってみたり、車中泊までできるようにしてみたり、趣味専用としての車としては魅力的です。

普段見かけるものも中にはあります。

トランスポーター

トランポ(トランスポーターの略)という言葉をご存知でしょうか。
公道を走れないレース用のバイクや自転車、サーフボードなどを運搬するために使います。
もちろん、公道用のバイクを旅先まで運んで、現地でツーリングなんていう事もできます。

バイクはハンドルやフレームをヒモでしっかり床や天井に固定をしておけばOKです。
同じ要領で自転車なども固定できます。

床に丈夫な紐をくくりつけるオプションがついているものが人気です。
整備道具一式も、オイルも、資格があればガソリンも一緒に運べます。

サーフボードやスキー板なども、メンテナンス用品や整備デスクなども一緒に運べば楽しみも倍増できそうですね。

釣り専用車

自分用の釣り装備を配備して、すぐに出かけられるのは驚かされます。

家族旅行車

現地についたら自分はバイクでツーリング、奥さんはお子様とドライブなど。。。ちょっと他ではできないアイデアもいろいろ実現しています。

とにかく究極的へ

やりたいことのために目一杯詰め込んだ車ってかっこいいですね。
この車自体のイメージががらりと変わってしまいます。

こんなものまで!

消防車(消防指揮車)です。

他にも公用の緊急車両に使われていることも多いです。

大きいというメリット!

いかがでしたでしょうか。

基本スペックとしては、重いものを運ぶために十分な排気量を持っていますので、積載上限値を越えない限りは様々なものを積み込むことができます。

何よりもの特長は広いこと(大きいこと)です。スペースをとにかく広くもてるので、シートを倒して広々どころか、布団を敷いて寝ることだってできます。

一見地味だけれども、使い方は無限・・・そんな車です。
仕事でも趣味でもなんでもかんでも、無理だったことが実現できる可能性を秘めています。

特にトランスポーター用途としては格別の存在ですので、思いついた方は検討してみてはいかがでしょうか!

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