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【ユンボとは】資格免許と操作方法・動画・中古やレンタルの価格を紹介!

小さい子供の憧れの的(まと)といったら働く自動車「ユンボ」。本記事はユンボの正しい定義や操作方法、資格免許の取り方から中古車価格、レンタル価格、ユンボの動画まで、ユンボの魅力を徹底解剖していきます。

ユンボとは?

油圧ショベルの俗称

ユンボとは?資格免許と操作方法

ユンボとは一般的に「油圧ショベル」に対して使われる名称です。
油圧ショベルとは、ディーゼルエンジンなどから得た動力を油圧ポンプで油圧力に変え、その力によって走行したり、旋回したり、バケットと呼ばれる部分の装置を変えることで掘削したり、切断したり、粉砕したりすることができる建設機械です。

ではなぜ「ユンボ」と呼ばれているのでしょうか?

ユンボはフランスにあるシカム社が開発・製造した油圧ショベルに対して付けられた製品名でした。
日本では1960年代始めに現在の三菱重工業がシカム社と技術提携を行い、初めて国産の油圧ショベルを生産します。
その油圧ショベルの国産第一号の名称が「ユンボ」だったのです。
現在「ユンボ」は、レンタルのニッケンの登録商標となっていて、ユンボという製品名の油圧ショベルは存在していませんが、呼び名が短く響きも良いため「油圧ショベル=ユンボ」として使われています。

ユンボ(油圧ショベル)の各部名称は?

ユンボの画像

それでは、ユンボを構成している各部の名称と働きを説明してみましょう。

キャビン(操縦席)

その名の通り操作員が乗り込む操縦席のことを指します。
また、むき出しになった操縦席の場合は、キャノピと呼ばれる金属製の屋根だけがある場合もあります。

クローラー

ユンボの足回り部分を指します。
クローラーは金属やゴム製のものが大多数で、足場の安定しない現場での作業には適しています。
しかし、公道は走れないため運搬車によって作業場所まで運ばなければなりません。
これに対しホイール式の足回りを持つユンボはタイヤユンボと呼ばれ、登録すれば公道も走行可能で、都市部などの作業場所に適しています。

ブーム

ユンボの操縦席から近い方の作業フレーム部分を指し操縦席と先端のアーム、バケットをつなぐ部分をブームと呼びます。
人間でいうところの肩から肘にかけての部分です。
用途によって付け替えが可能です。

アーム

ユンボの作業フレーム部分でブームの先に位置する部分を指します。
人間でいうところの肘から手首までにかけての部分です。
用途により標準アーム、ロングアーム、伸縮アームなどがあります。

バケット

アームの先端にある実際に作業をする装置を指します。
アタッチメントと呼ばれる他の作業装置に変換も可能で、掘削したり、挟んだり、粉砕したり、人間でいう所の手や指にあたる部分です。

ユンボ(油圧ショベル)の基本操作方法

ユンボ(油圧ショベルの画像)

ユンボ(油圧ショベル)の基本的な操作方法は、足元から伸びている2本のレバーでクローラ―を操作し、手元に配置されたジョイスティックレバーで機体装置を操作します。
機種によってはクローラ―の操作は、足元にあるペダルで同様の操作が可能となっていたり、バケット以外の作業装備がされている場合にはその操作レバー、ペダルが追加されている場合があるので注意が必要です。
次の項で、実際のクローラ―の操作、機体装置の操作を具体的にご紹介しましょう。

クローラーの基本操作方法

ユンボ(油圧ショベル)のクローラーの画像

クローラー(前述したように、ユンボの足回りの部分を指す)の操作は、足元から伸びる2本のレバー及び足元のペダルで操作しますが、右のレバーは右のクローラ―に対する操作、左のレバーは左のクローラ―に対する操作となっています。
レバーは、前後方向に倒して操作を行います。
下記にレバーの操作に対応する機体の動作状況を書いてみます。

【両方のレバーを同時に前に倒した場合】
・機体は前進する
【両方のレバーを同時に後ろに倒した場合】
・機体は後退する
【片方のレバーのみを操作した場合】
・機体は旋回する
【片方のレバーを小さく、もう片方を大きく前に倒した場合】
・機体はカーブしながら前進する
【両方のレバーを互い違いに操作した場合】
・機体はその場で向きだけ変える

ユンボの機体装置の基本操作方法

ユンボ(油圧ショベル)の画像

機体装置の操作は手元にあるジョイスティックレバーを上下左右に動かすことで行います。

操作方法にはメーカーによって異なるパターンとなっていますが、ゼネコンなどで使用する場合には標準操作方式とされる「JIS方式」が推奨されていて、新製品にはメーカーが変わってもJIS方式を採用している場合があるので注意が必要です。

現在、操作方式は大きく分けて4つのパターンに分けられています。
次の章でパターン別の機体装置の基本的な操作方法をご紹介します。

1.【 JIS方式(ヤンマー・クボタ・コベルコ 他】パターン

【右のレバーの基本操作】

【レバーを前に倒した場合】
・ブームを上げる
【レバーを後ろに倒した場合】
・ブームを下げる
【レバーを右に倒した場合】
・バケットを開放する
【レバーを左に倒した場合】
・バケットで掘削する

【左のレバーの基本操作】

【レバーを前に倒した場合】
・アームを曲げる
【レバーを後ろに倒した場合】
・アームを伸ばす
【レバーを右に倒した場合】
・機体上部が右に旋回する
【レバーを左に倒した場合】
・機体上部が左に旋回する

2.【キャタピラー・コマツ・日立・IHI 他】パターン

【右のレバーの基本操作】

【レバーを前に倒した場合】
・ブームを上げる
【レバーを後ろに倒した場合】
・ブームを下げる
【レバーを右に倒した場合】
・バケットを開放する
【レバーを左に倒した場合】
・バケットで掘削する

【左のレバーの基本操作】

【レバーを前に倒した場合】
・機体上部が左に旋回する
【レバーを後ろに倒した場合】
・機体上部が右に旋回する
【レバーを右に倒した場合】
・アームを曲げる
【レバーを左に倒した場合】
・アームを伸ばす

3.【三菱 他】パターン

【右のレバーの基本操作】

【レバーを前に倒した場合】
・アームを曲げる
【レバーを後ろに倒した場合】
・アームを伸ばす
【レバーを右に倒した場合】
・機体上部が右に旋回する
【レバーを左に倒した場合】
・機体上部が左に旋回する

【左のレバーの基本操作】

【レバーを前に倒した場合】
・ブームを上げる
【レバーを後ろに倒した場合】
・ブームを下げる
【レバーを右に倒した場合】
・バケットで掘削する
【レバーを左に倒した場合】
・バケットを開放する

4.【古河工業 他】パターン

【右のレバーの基本操作】

【レバーを前に倒した場合】
・アームを伸ばす
【レバーを後ろに倒した場合】
・アームを曲げる
【レバーを右に倒した場合】
・機体上部が右に旋回する
【レバーを左に倒した場合】
・機体上部が左に旋回する

【左のレバーの基本操作】

【レバーを前に倒した場合】
・ブームを上げる
【レバーを後ろに倒した場合】
・ブームを下げる
【レバーを右に倒した場合】
・バケットで掘削する
【レバーを左に倒した場合】
・バケットを開放する

ユンボの基本操作を動画で学ぶ

言葉だけではわかりにくいので、ユンボ(油圧ショベル)の基本操作を動画で見てみましょう。

ユンボを操作するのに必要な資格免許は?

ユンボ(油圧ショベル)の画像

ユンボ(油圧ショベル)を操作するためにはどのような資格免許が必要となるのでしょうか?
まず国家試験である「建設機械施工技師」の一級第一種、二級第一種の資格を持つ方は、その資格のみで操作が可能となります。
それ以外の方は、「車両系建設機械(整地・運搬・積込及び掘削用)」の運転資格者でなければなりません。
車両系建設機械(整地・運搬・積込及び掘削用)の資格を取得するためには、そのユンボが3t未満であるか3t以上であるかにより資格取得までの過程が異なります。
次の章でユンボが3t未満、3t以上の運転・操作に必要な資格取得までの過程について説明します。

資格取得までの過程【ユンボが3t未満の場合】

ユンボ(油圧ショベルの画像)

各都道府県に設置された指定機関で、定められた「小型車両系建設機械(整地・運搬・積込及び掘削用)の運転業務による特別教育」を受講し終了した場合に、3t未満のユンボ操作・運転が可能となる国家資格が取得できます。

【受講内容】
(学科)
・走行に関する装置の構造と取扱いに関する知識:3時間
・作業に関する装置の構造と取扱い・作業に関する知識:2時間
・運転に必要な一般事項に対する知識:1時間
・関係法令:1時間

(実技)
・走行の操作:4時間
・作業の為の装置操作:2時間

【資格取得に必要な費用】
・約17,000円

資格取得までの過程【ユンボが3t以上の場合】

ユンボ(油圧ショベルの画像)

各都道府県に設置された指定機関で、定められた「車両系建設機械(整地・運搬・積込及び掘削用)の運転技能講習」を受講し修了証を交付された場合に、3t以上のユンボ操作・運転が可能となる国家資格が取得できます。

【受講内容】
(学科)
・走行に関する装置の構造と取扱いに関する知識:4時間
・作業に関する装置の構造と取扱い・作業に関する知識:5時間
・運転に必要な一般事項に対する知識:3時間
・関係法令:1時間

(実技)
・走行の操作:20時間
・作業の為の装置操作:5時間

【資格取得に必要な費用】
・約44,000円~約97,000円

*経験、所有免許により受講する内容が免除になる場合もあります。

ユンボの資格取得での注意点

ユンボとは?

ユンボの資格取得について説明してきましたが、その他にもユンボを操作・運転する上で注意しなければならないことがあります。
まず、操作・運転するユンボにクレーン装置が付いている場合は、「車両系建設機械(整地・運搬・積込及び掘削用)」の運転資格の他に「移動式クレーン運転士」の資格などを持っている必要があります。
また、クレーン以外にも装着する装置が特殊なケースには、別の運転資格が必要となるケースもあるので注意が必要です。
さらに、タイヤユンボで公道を走る場合には、そのユンボの重量により「特殊運転免許」などが必要となるので注意して下さい。

ユンボの中古価格は?

ユンボとは?資格免許と操作方法14

出典:https://pixabay.com/

3t未満の小型ユンボ(ミニ油圧ショベル)について中古価格を調べてみました。

3t未満のユンボの中古価格

・2016年12月時点:42万円~430万円

ユンボのレンタル価格は?

3t未満の小型ユンボ(ミニ油圧ショベル)についてレンタル価格を調べてみました。

3t未満のユンボのレンタル価格の注意点

ユンボの基本操作方法 解説イメージ

ユンボ(油圧ショベル)をレンタルする場合、レンタルする会社によって価格にバラつきがあります。
また、レンタル料の他に保険料や保証料、燃料代がかかったり、逆にサポート料などが含まれていたりするのでいくつか見積りや問い合わせをして、自分の好みや用途にあったレンタルが可能なものを選択することをおすすめします。

800kgバックホー・1日のレンタル価格相場

・2016年12月時点のレンタル価格相場:約6,000円~約7,500円

1,000kg~1,500kgバックホー・1日のレンタル価格相場

・2016年12月時点のレンタル価格相場:約7,000円~約8,500円

2,000kgバックホー・1日のレンタル価格相場

・2016年12月時点のレンタル価格相場:約8,000円~約9,000円

3,000kgバックホー・1日のレンタル価格相場

・2016年12月時点のレンタル価格相場:約8,000円~約9,500円

ユンボのすごい技術を動画で紹介

バケットさばきが繊細なユンボ

ユンボを使って地面を平らにしています。
薄く土をすくい上げて、さらには叩いて鳴らす。

ユンボでここまで繊細な作業ができるとは驚きですね。

ユンボの重機パワーと、運転手の技術が合わさってこそできる神業といえます。

バックホーで字を書く

こちらはユンボを使った、さらに繊細な作業。

なんと、ユンボで筆を操作し、時を書いています。
もはやここまでくると、すごいのかすごくないのかよくわかりません。

ユンボの達人たち

最後の動画は、ユンボで大きな溝を超える動画です。
最高峰のSUVでも超えられるかわからないほどの溝。

周囲の土も柔らかく、苦労しましたが、ショベルを巧みに使いなんとか無事に溝を超えることができました。

ショベルのあるユンボだからこそできる達人技です。

働く車・ユンボはかっこいい

ユンボ(油圧ショベル)の画像

ユンボの操作方法や資格免許、中古・レンタル価格までユンボの魅力を紹介させていただきましたが、いかがでしたか?

働く車・ユンボ(油圧ショベル)はかっこいいですね。
ユンボが好きな方やこれから資格取得を考えている方、作業に使おうと考えている方の少しでもお役に立ったら嬉しいです。

街の工事現場などでユンボ(油圧ショベル)を見かけたら、ぜひエールを送ってあげてくださいね。

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