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ダッジ・チャージャーまとめ|マッスルカー代表車!中古車価格やスペックは?

マッスルカーの代表車とでも言うべきダッジ・チャージャーは、1966年に初代モデルが登場して以来、途中2度の販売休止期間を挟みつつ、現在までに3世代に渡って生産が続いています。今回はダッジ・チャージャーを中古車価格やスペックを含めて解説します。

ダッジ・チャージャーとは

69年型ダッジ・チャージャー

69年型ダッジ・チャージャー

ダッジ・チャージャーはクライスラー社のダッジ・ディビジョンが製造・販売しているスポーツクーペ/スポーツセダンです。1966年に初代モデルが誕生し、途中2度の販売休止期間を挟みつつ、現在までに3世代に渡って生産が続いています。

1960年代初頭、アメリカの自動車業界は空前のマッスルカーブームに沸いており、GMやフォードは相次いで若者向けの手頃な価格で買えるハイパフォーマンス・マシンを世に送り出していました。

これらのマシンは爆発的な売り上げを見せ、需要に供給が追いつかないほどでした。

67年型ダッジ チャージャー

67年型 ダッジ・チャージャー

GMやフォードがマッスルカーのヒットで売り上げを伸ばす中、純レースユニット・413マックスウェッジ・ラムチャージャーを搭載した62年型ダッジ・ダートで、マッスルカー人気の火付け役となったはずのクライスラーでしたが、その後は若者ウケするマッスルカーの開発には消極的な姿勢を見せたことから、GMやフォードに対抗し得るニューカーをラインナップしておらず、売り上げが伸び悩んでいました。

ダッジ・チャージャーはこうした状況を覆すべく、クライスラーの技術の粋を集めたマッスルカーとして企画されたのです。


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ダッジ・チャージャーの歴史

初代ダッジ・チャージャー

ダッジ チャージャー

1964年、クライスラーはダッジ・ボラーラの基本コンポーネンツを流用したロードスタースタイルのダッジ・チャージャー・コンセプトカーを発表。

ダッジ・チャージャー・コンセプトカー

来場者から好評を持って受け入れられたことから、翌65年に市販化を視野に入れたダッジ・チャージャーⅡ・コンセプトカーを発表しました。

その後、クライスラーはダッジ販売店からの要望を盛り込み、1966年にダッジ・チャージャーとして市販化されました。

ダッジ・チャージャーⅡ・コンセプトカー

初代ダッジ・チャージャーは、市販化に当たって同じBプラットフォーム(インターミディエイト=中級車)を使用するコロネットにベース車を変更し、マッスルカーらしい力強いスタイリングの2ドア・ファストバックボディを架装しました。

426HEMIユニット

パワーユニットは新開発のスモールブロック318(5,208cc・230ps)V8を標準とし、最上級のモデルには高性能レース用エンジンの426HEMI(6,974cc・431ps)V型8気筒OHVエンジンを搭載。

0-60マイル(0-96km)加速は6秒台前半という圧倒的な加速性能を見せつけました。
そして、翌67年にはエンジンが440(7,210cc・375ps)マグナムV8を心臓部に収めたダッジ・チャージャーR/Tがデビューしました。

デビュー以来、高い人気を誇っていたダッジ・チャージャーは、440マグナムの登場によって人気は不動のものとなり、60年代のクライスラー躍進の原動力のひとつとなりました。

ダッジ・チャージャー・デイトナ

ハイパワーなエンジンを搭載したダッジ・チャージャーはレース関係者からも注目を集め、69年にレース活動を意識したダッジ・チャージャー500が登場。

さらに、チャージャー500をベースに空力的な精錬のためにフロントノーズを延長し、巨大なリアウイングを装着したダッジ・スーパー・デイトナも誕生しました。

このマシンはNASCARスプリントカップシリーズの開幕戦となる「デイトナ500」への参戦用のホモロゲーションマシンとして69年に503台のみが生産されました。
ダッジ・スーパーデイトナは姉妹車のプリムス・スーパーバードとともにNASCARのトラックで圧倒的な強さを見せつけました。

しかし、ライバルを圧倒するあまりの速さが問題となり、「エアロ・ウォーリア」と呼ばれたスーパーデイトナとスーパーバードは、70年を持ってトラックから閉め出され、以降NASCARは空力負荷物に対して厳しい制限を加えるようになりました。

生産された数少ないスーパーデイトナ/スーパーバードは、そのほとんどがレースで使い潰され、現存する車両はその希少性からコレクターズアイテムになっています。

初代ダッジ・チャージャーの年式ごとの違い

その後、スタイリングのリファインを重ねながら販売が継続されたダッジ・チャージャーでしたが、70年代初頭のオイルショックにより、大幅なパワーダウンを余儀なくされ、それに伴って人気に陰りが現れます。

75年からはダッジ・チャージャーは「チャージャー」と「チャージャー・スポーツ」のベーシック系と、ラグジュアリー系の「チャージャーSE」の2系統に分割されました。

ダッジ・チャージャーSE

ダッジ・チャージャーSE

ベーシック系はダッジ・コロネットの姉妹車、ラグジュアリー系はクライスラー・コルドバの姉妹車となり、スタイリッシュな独自のボディを持つダッジ・チャージャーの歴史はここで終幕を迎えます。

76年にはベーシック系が生産終了。
残されたラグジュアリー系も78年にモデル廃止となりました。

1968年型ダッジ・チャージャー426HEMIのスペック

全長:5,285mm
車幅:1,945mm
車高:1,350mm
ホイールベース:2,970mm
車重:1783kg
排気量:6,974cc
エンジン:V型8気筒OHV
最高出力:431ps/5,000rpm
最大トルク:67.8kg-m/4,000rpm
燃料噴射装置: キャブレター×2
トランスミッション:3AT
サスペンション(前):ダブルウィッシュボーン
サスペンション(後):リーフリジット

2代目ダッジ・チャージャー

シェルビー・チャージャー

1982年、ダッジブランドの3ドアHBのダッジ・オムニ024の上級グレードに、4年ぶりにチャージャーの名前が復活しました。

そして、翌83年にオム二024の文字が外れて、正式に2代目ダッジ・チャージャーとなりました。

2代目ダッジ・チャージャーは、ベースとなったオムに024よりもスポーツ性を協調したルックスが与えられてはいましたが、先代とは打って変わってFFレイアウトのLプラットフォームを採用しており、パワーユニットも伝統のV8エンジンではなく、2,213cc直4SOHCが搭載されていました。

最高出力は64psと初代モデルに比べて大幅にパワーダウンしており、初代モデルのオーナーからは「こんなものはチャージャーの名を冠するに値しない」との不満の声も挙がったようです。

キャロル・シェルビー

そこでクライスラーはスポーティなイメージを取り戻すべく、キャロル・シェルビーにチューンナップを依頼。ギャレット製ターボを追加することで出力を107psまで引き上げ、足回りを引き締めたシェルビー・チャージャーがラインナップに加わりました。

のちにシェルビー・チャージャーをベースにチューニングの度合いを引き上げ、175psのパワーを発揮したホットモデルのシェルビーチャージャーGLHSも登場しています。

87年、2代目ダッジ・チャージャーはプラットフォームを共有するダッジ・デイトナと統合されて生産を終了しました。

85年型シェルビー・チャージャーのスペック

全長:4,440mm
車幅:1,675mm
車高:1,289mm
ホイールベース:2,454mm
車重:1079kg
排気量:2,213cc
エンジン:直列4気筒SOHCターボ
最高出力:148ps/5,200rpm
最大トルク:23.2kg-m/3,600rpm
燃料噴射装置: 電子制御燃料噴射装置
トランスミッション:5MT
サスペンション(前):マクファーソンストラット
サスペンション(後):トレーリングアーム・コイル

3代目ダッジ・チャージャー

ダッジ チャージャー R/T

1999年のデトロイトモーターショーに、チャージャーの名称を持つ1台のコンセプトカーが出品されました。

このコンセプトカーは伸びやかなスタイリングの美しいクーペルックの4ドアセダンで、ショー出品直後から市販を臨むラブコールが相次いだと言います。

1999年に公開されたチャージャー・コンセプトカー

反響の大きさにクライスラー社はダッジ・チャージャーの復活を決定。
初代から数えて3代目となるダッジ・チャージャーは、メルセデス・ベンツ由来のLXプラットフォームを使用した4ドアセダンとして企画されました。

ボディスタイルに4ドアセダンが選ばれた理由は、同じLXプラットフォームを使用した2ドアクーペにダッジ・チャレンジャーが存在したためで、チャレンジャーの4ドア版と言い換えることができるかもしれません。

6.1L HEMI V型8気筒OHVを搭載

2005年のデビュー当初、搭載されるパワーユニットは、ベーシックグレードのSEが2,736ccV6SOHC、上級グレードのSXTが3,517ccV6SOHCのみのラインナップでした(のちに2,736ccV6SOHCは落とされます)。

しかし、マッスルカーとしてのチャージャーの復活にはいささかパワー不足は否めず、翌06年にはSEから外装を手直しし、20インチホイールが新たに与えられ、350psを発揮する5,654ccHEMI V8OHVを搭載したダッジ・チャージャー・デイトナR/Tが追加されました。

さらに05年にはハイパフォーマンスモデルとしてSRT-8が登場します。
SRTとは「ストリート・アンド・レーシングテクノロジー」の略称で、ダッジ・チャージャーSRT-8の心臓にはその名に恥じない強力な6,059ccHEMI V8OHVを搭載。最高主力は431psを叩き出します。

ダッジ・チャージャーSRT-8は強力なパワーに対応すべく、足回りは強化され、ストッピングパワー向上のためにブレンボ製のブレーキが奢られています。

そして、その上を行くモンスターマシンとして1000台限定でダッジ・チャージャー・スーパービーが開発されました。

2015年型ダッジ・チャージャーSRT

ダッジ・チャージャー SRT

©iStockphoto.com/br-photo  

その後もダッジ・チャージャーは進化を続け、2011年には内外装のデザインを一部改め、フロントドアとリアドアにサイドスクープ風のキャラクターラインが入りました。

ベーシックグレードのエンジンは、3,517ccV6SOHCから3,604ccV6SOHCへと変更になり、V6エンジンに組み合わせられるトランスミッションは4ATから5ATに進化しました(12年には8AT化します)。

2015年のマイナーチェンジでは、より精悍さを増したフロントマスクが与えられるとともに、エンジンのV8のラインナップが見直され、5,654ccHEMI V8OHV、6,417ccHEMI V8OHV、6,166ccEMI V8OHVスーパーチャージャーの3本となりました。

3つ目のエンジンとなる6,166ccEMI V8OHVスーパーチャージャーはシリーズ最強のダッジ・チャージャー・ヘルキャットに搭載されるパワーユニットで、最高出力は707psにも達します。

V8モデルに組み合わされるトランスミッションはV6モデルに続いて8AT化されています。
また、この年からV6モデルに限り、AWDが選できるようになりました。

2007年型ダッジ・チャージャーSRT-8のスペック

全長:5,100mm
車幅:1,895mm
車高:1,510mm
ホイールベース:3,050mm
車重:1910kg
排気量:6,059cc
エンジン:V型8気筒OHV
最高出力:431ps/6,000rpm
最大トルク:58.0kg-m/4,600rpm
燃料噴射装置: 電子制御燃料噴射装置
トランスミッション:5AT
サスペンション(前):ダブルウィッシュボーン
サスペンション(後):マルチリンク

銀幕の世界でも活躍した初代ダッジ・チャージャー

映画「ブリット」

初代ダッジ・チャージャーは銀幕の世界でも活躍し、映画館やテレビを大いに沸かせました。

1968年の映画「ブリッド」では、スティーブ・マックイーンの駆る(実際に9割以上のシーンをマックイーンが運転)フォード・マスタングGT390が、悪漢の乗る漆黒の68年型ダッジ・チャージャーとサンフランシスコ市内を舞台に壮絶なカーチェンスを展開。

ダッジ・チャージャーがガソリンスタンドに突っ込んで爆発炎上することによりカーチェイスは幕切れを迎えましたが、手に汗握るシーンの連続は今なお映画ファンの間で語り種になっています。

映画「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」

1974年の映画「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」では、レース用マシンを手に入れるために現金を強奪したピーター・フォンダらが69年型ダッジ・チャージャーを巧みに操って警察の追跡をかわします。
こちらもカーチェイスシーンはスタントを使わず、ピーター・フォンダ自身がダッジ・チャージャーのステアリングを握っています。

テレビドラマ「爆発!デューク」

この他にも2000年に公開された「ワイルド・スピード」では、ヴィン・ディーゼル演じるドミニクが70年型ダッジ・チャージャーを愛車としていますし、79〜85年にかけて放送されたテレビドラマ「爆発!デューク」では、リー将軍と名付けられた69年型ダッジ・チャージャーが画面せましと活躍しました。

なお「爆発!デューク」は、05年に「デューク・オブ・ハザード」、06年に「デューク・オブ・ハザード ザ・ビギニング」として映画化されています。

ダッジ・チャージャーの中古車

2013年型ダッジ・チャージャー

ダッジ チャージャー LX

©iStockphoto.com/Arpad Benedek

初代ダッジ・チャージャーは、その希少性からコレクターズアイテムになっており、コンディションの良い個体は400〜1,000万円で取引されています。

とくに人気の高い1968年型は、店頭で販売されている中古車のほとんどが価格応談になっており、800万円を下回る価格のクルマはほとんどありません。

2代目ダッジ・チャージャーは、アメリカ本国でも日本でも人気がなく、車齢も古いことからほとんど淘汰されてしまったようで、中古車としてはほとんど見かけません。

仮に2代目ダッジ・チャージャーの売り物が見つかったとすれば、その希少性から意外にも強気な価格をつけてくると思われます。
おそらくは80〜100万円ほどのプライスがつくのではないかと予測します。

中古市場の中心となる3代目ダッジ・チャージャー

3代目ダッジ・チャージャーは、07〜10年までクライスラー日本(現・FCA)で正規輸入されていました。
しかし、中古市場では正規輸入両は少なく、流通している中古車のほとんどが並行輸入車です。

中古車情報サイトを確認したところ、3代目ダッジ・マグナムは中古車の流通台数はそれなりにあり、全国で70〜80台ほどが販売されていました。

中古車価格は120〜1,200万円ほどで流通しており、中心価格帯は250〜350万円ほどです。

高年式のダッジ・チャージャー・ヘルキャットなどのハイパフォーマンスモデルはたいへん高価で、走行距離が少ないものは1,000万円ほどで販売されています。

市場の中心は07〜11年までの初期型・後半のモデルです。ただし、ダッジ・チャージャーは並行輸入車がマーケットの中心となっているクルマのため、販売価格とコンディションは必ずしもリンクせず、同じようなコンディションのクルマでも、希少性から販売価格を高めに設定する中古車店もあれば、並行輸入車と言うことで安く売り出す店もあるわけです。

並行輸入車の中古車を購入する場合は、多少値段が張っても来歴のしっかりしたクルマを選ばれることをお勧めします。


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マッスルカーを代表するダッジ・チャージャー

ダッジ チャージャー

©iStockphoto.com/Anton_Sokolov

ダッジ・チャージャーについてのまとめ記事はいかがでしたでしょうか? 

ダッジ・チャージャーは時代の要請に合せてボディスタイルを大きく変えてきたクルマですが、高出力エンジンを搭載し、圧倒的なパフォーマンスでライバルを蹴散らすというマッスルカーとしての精神が変わることはありませんでした。

現在、中古車市場の中心になっている3代目ダッジ・スーパーチャージャーは、マッスルカーらしいHOTな走りに加えて、4ドアセダンとしての実用性を合わせ持っています。

市街地での燃費が多少悪いことと、サイズが少々大きいことに目を瞑れば、ファミリーカーとして充分に使えるクルマです。「アメリカン・マッスルカーは欲しいけど、家族がいるから2ドアは無理」という方にぜひオススメしたい1台です。

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この記事の執筆者

山崎 龍この執筆者の詳細プロフィール

1973年1月東京生まれ。自動車専門誌の編集を経てフリーライターに。自動車専門誌を中心に、航空、ミリタリー、映像作品、オタクカルチャー、政治などの 様々なジャンルに寄稿する雑文ライター。 著書に『最強!連合艦隊オールスターズ』『萌えだらけのクルマ選び』(共にイカロス出版)、『「...

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