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【ベンツ ステーションワゴン車種一覧】価格や燃費と中古車価格まで比較

4ドアセダンと同じ居住性能を持ちながら、たくさんの荷物を積載可能なメルセデス・ベンツのステーションワゴン。高級車として知られる同ブランドの中でも実用車として高い評価を受けています。今回はそんなメルセデス・ベンツのステーションワゴンについて、新車価格や古車価格、燃費まで違いを比較しつつ徹底解説します。

メルセデス・ベンツのステーションワゴン

高級車としてだけでなく、実用車としても高い評価を受けているメルセデス・ベンツ。
そんなメルセデス・ベンツの中でも4ドアセダンと同じ居住性能を持ちながら、たくさんの荷物を積んで長距離ドライブをこなすステーションワゴンは、究極の実用車と言えるかも知れません。

今回はメルセデス・ベンツのステーションワゴンの現行ラインナップを紹介して行きます。

セダン派生とシューティングブレーク派生の2種類のワゴン

↓メルセデスベンツEクラスステーションワゴン

メルセデス・ベンツ AMG E43 4MATIC ステーションワゴン

出典:※メルセデス・ベンツ広報写真

↓メルセデスベンツCLSシューティングブレーク

メルセデス・ベンツ AMG CLS63

出典:※メルセデス・ベンツ広報写真

現在、メルセデス・ベンツのステーションワゴンは、セダン派生の「ワゴン」系が2車種、4ドアクーペ(ハードトップ)ベースの「シューティングブレーク」系が2車種ラインナップされています。
メルセデス・ベンツの車名はアルファベットと数字を組み合わせており、アルファベットが大きくなると車格が上がり、数字が大きくなると排気量や最高出力が大きくなります。
派生車種の場合には、数字の後ろに「ステーションワゴン」や「クーペ」「カブリオレ」などのボディスタイルを表す言葉がつきます。
メルセデス・ベンツのステーションワゴンは、小さいサイズから順番に、ワゴン系がCクラスワゴンとEクラスワゴン、シューティングブレーク系がCLAとCLSとなります。

シューティングブレークとは

ちなみにシューティングブレークとは、もともと英国で狩猟用に使われた馬車のことを指していました。
20世紀に入り、交通手段が馬車から自動車に移ったあとも狩猟者用の2つ以上の座席を持ち、猟犬や猟銃、弾薬、獲物を積み込めるようにしたワゴンをシューティングブレークと呼びました。
現在ではクーペや4ドアハードトップベースのスリーク(滑らかなスタイリング)な2ドアのステーションワゴンを指すようになっています。

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取り回しがよく利便性に優れる「メルセデス・ベンツCクラスワゴン」

メルセデス・ベンツ AMG C63 ワゴン

出典:※メルセデス・ベンツ広報写真

新車価格:442〜1,423万円
中古車価格:下部参照

現行型Cクラスは初代モデルのW202型から数えて4代目に当たり、2014年のデトロイトモーターショーで発表されました。
メルセデス・ベンツの新コンセプトである「アジリティ(軽快さ)&インテリジェンス(知性)」に基づき、設計はもちろんのこと素材技術から製造工程に至るまで、ありとあらゆる部分にメルセデス・ベンツが誇る最先端技術を惜しみなく注ぎ込んでいます。

内装が魅力!

メルセデス・ベンツCクラスワゴン最大の特徴は先代に比べてボディサイズが拡大したにも関わらず、車重が10kg軽くなっていることです。
荷室御容量は先代モデルの20L増しの470Lで、リアシートを倒せば1,490Lの最大荷室容積を確保できます。
スタイリングは最近のメルセデス・ベンツらしく、流麗なフォルムにスポーティーなディティールを散りばめられています。

こだわりのサスペンション

サスペンションはフロントが新開発の4リンク式、リアは伝統のマルチリンク式を採用しており、モデルによって3タイプが用意されています。
メルセデス・ベンツCクラスに採用された3種類のサスペンションは、走行状況に応じてダンパー内のオイル流量を変化させて減衰力を調整する「アジリティコントロールサスペンション」を基本とし、それをベースに足回りを引き締め、ステアリングのギア比を速めた「スポーツサスペンション」、そしてエアスプリングと連続可変ダンパーを電子制御する「エアマティックサスペンション」となります。

エンジンスペックと燃費について

パワーユニットは、C180ステーションワゴンシリーズが1,595cc直列4気筒DOHC直噴ターボガソリン、C200/C250テーションワゴンガソリンが1,991cc直列4気筒DOHC直噴ターボガソリンを搭載。
C220dステーションワゴンシリーズが2,142cc直列4気筒DOHCターボディーゼル、C350eステーションワゴンが1,991cc直列4気筒DOHC直噴ターボガソリン+プラグ・イン・ハイブリッドシステムとなります。
そして、AMG E43 4MATICステーションワゴンには401psを発揮する2,996ccV型6気筒DOHC直噴ツインターボガソリン、AMG63/AMG63Sステーションワゴンには新開発の3,982ccV型8気筒DOHC直噴ツインターボガソリンが搭載されます(最高出力はAMG63が476ps、AMG63Sが510psを発揮)。
組み合わされるトランスミッションは7ATを基本とし、ディーゼルエンジン搭載車には9ATが搭載されます。

カタログ燃費(JC08モード)燃費は15.4〜19.6km/Lになります。

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メルセデス・ベンツCクラスワゴンの中古車情報


中古車情報
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高い実用性と美しいスタイリングを両立「メルセデス・ベンツEクラスワゴン」

メルセデス・ベンツ E200 ステーションワゴン

出典:※メルセデス・ベンツ広報写真

新車価格:712〜1,186万円
中古車価格:下部参照

現行型Eクラスは初代モデルのW124型から数えて5代目に当たるモデルで、2016年のデトロイトモーターショーで発表されました。

選べる3つの美しいスタイル

現行メルセデス・ベンツEクラスステーションワゴンは、同社の最新デザインを取り入れ、曲線を多用したクーペのような美しいリアビューを持つスタイリングを採用しています。
内装はセグメント初となる2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを搭載し、画面の操作はステアリングホイールに備わるタッチセンス機能付きのボタンにより、タッチスクリーンに触れずにほとんどの操作ができるようになっています。
また、現行型Eクラスには「アバンギャルド」「アバンギャルドスポーツ」「エクスクルーシブ」の3つのスタイルが設定されており、それぞれに異なるデザインのバンパーやホイール、そしてインテリアの装飾パネルなどが用意されています。

デザインにこだわりながらも譲らない快適性

その一方で実用性は犠牲になっておらず、荷室容量は640Lで、リアシートを倒せば最大で1820Lまで拡大することができます。

また、一部グレードを除いてリアサスペンションに電子制御セルフレベリング機能付きエアサスペンションを採用。
乗車人数や荷物の積載量にかかわらず一定の車高を維持し、操縦性に影響が及ばない工夫が施されています。

エンジンスペックと燃費について

パワーユニットは、E200/250ステーションワゴンシリーズが1,991cc直列4気筒DOHC直噴ターボガソリン、E200dステーションワゴンシリーズが新開発の1,949cc直列4気筒DOHC BlueTECディーゼル、E400 4MATICステーションワゴンには3,497ccV型6気筒DOHC直噴ツインターボガソリンとなります。
そして、AMG E43 4MATICステーションワゴンには401psを発揮する2,996ccV型6気筒DOHC直噴ツインターボガソリンが搭載されます。
組み合わせられるトランスミッションはセダンシリーズ共通で全車9ATとなります。

カタログ燃費(JC08モード)燃費は11.1〜21.0km/Lになります。

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メルセデス・ベンツEクラスワゴンの中古車情報


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流麗なスタイリングのコンパクトワゴン「メルセデス・ベンツCLAシューティングブレーク」

メルセデス・ベンツ CLA250 シューティングブレーク

出典:※メルセデス・ベンツ広報写真

新車価格:360〜789万円
中古車価格:下部参照

2013年のデトロイトモーターショーで発表されたメルセデス・ベンツCLAクラスは、コンパクトカーのAクラスのコンポーネンツを流用して開発されたFF/4WDレイアウトの4ドアクーペです。
そのメルセデス・ベンツCLAクラスにシューティングブレークが追加されたのは15年5月のことでした。

CLSシューティングブレイクによく似たデザイン

メルセデス・ベンツCLAシューティングブレークは、姉貴分のCLSシューティングブレイクをそのままスケールダウンしたようなスタイリングをしており、ルーフラインとサイドの3本のキャラクターラインが生み出す美しいフォルムがひと際目を引きます。
4ドアハードトップのCLAクラスをワゴン化するに当たっては、ルーフラインをリアエンドまでなだらかな曲線を描くように伸ばし、スタイリングの美しさを保ったまま、ワゴンに必要なラゲッジスペースを確保しています。
ワゴン化によってヘッドクリアランスは42mm広くなり、荷室容量は標準でCクラスワゴンより25L増しの495Lとなりますが、リアシートを倒した際の最大荷室容積は1,354Lに増えます(ただし、Cクラスワゴンよりも130L以上も少ないですが......)。

安心の安全装備

安全装備としては「CPAプラス(緊急自動ブレーキ機能)」とドライバーの疲労度を示す「アテンションアシスト」は全車標準装備。
さらに渋滞時の追従機能を備えたクルーズコントロールシステム「ディストロニック・プラス」や「ブラインドスポット」「アクティブパーキングアシスト」などを選ぶことができます。

エンジンスペックと燃費について

パワーユニットは、CLA180シューティングブレークシリーズは1,595cc直列4気筒DOHC直噴ターボガソリン、CLA250シューティングブレークシリーズが1,991cc直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンとなります。
そして、CLA45 4MATICシューティングブレークが381psを発揮する1,595cc直列4気筒DOHC直噴ターボガソリンを搭載します。
組み合わせられるトランスミッションは全車7ATとなります。

カタログ燃費(JC08モード)燃費は12.6〜15.9km/Lになります。

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シューティングブレークのフラッグシップ「メルセデス・ベンツCLSシューティングブレーク」

メルセデス・ベンツCLS220シューティングブレーク

出典:※メルセデス・ベンツ広報写真

新車価格:791〜1,956万円
中古車価格:下部参照

現行型メルセデス・ベンツCLSクラスは初代モデルから数えて2代目に当たり、2011年から販売を開始しました。
CLSクラスはメルセデス・ベンツが「クーペ」を名乗る4ドアハードトップで、主要コンポーネンツはEクラスのものを流用しています。
CLSクラスにシューティングブレークが追加されたのは4ドアハードトップのCLSクラスのデビューから1年後の2012年のことです。

CLSシューティングブレークの登場以前、シューティングブレークの名称は、アストンマーチンなどのラグジュアリークーペをベースにした2ドアワゴンに与えられることが多く、量産車にこの車名が使われるのは異例なことでした。

ラグジュアリーな内装

designoウッドフロア

メルセデス・ベンツCLS220シューティングブレークdesignoウッドフロア

出典:※メルセデス・ベンツ広報写真

CLSクラスからの変更点は新たに設けられたラゲッジスペースのほか、リアシートが2人掛けから3人掛けへと変更されたことです。
荷室容積は標準で590L、最大荷室容積は1,550Lとなります。
また、ラゲッジスペースにはオプションでアメリカンチェリーにスモークドオークのストライプを入れたハンドメイドのウッド素材を使用した「designoウッドフロア」がオプション設定されています。

エンジンスペックと燃費について

パワーユニットは、CLS400シューティングブレークが3,497ccV型6気筒DOHC直噴ツインターボガソリン、CLS550シューティングブレークが4,663ccV型8気筒DOHC直噴ツインターボガソリン、CLS220dシューティングブレークが2,142cc直列4気筒DOHC直噴ターボディーゼルとなります。
そして、CLA63S 4MATICシューティングブレークが430psを発揮する5,461ccV型8気筒DOHC直噴ツインターボガソリンを搭載します。
組み合わせられるトランスミッションは、9ATを備えるCLS550を除いて7ATとなります。

カタログ燃費(JC08モード)燃費は8.5〜18.3km/Lになります。

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メルセデス・ベンツCLSシューティングブレークの中古車情報


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長い歴史を持つメルセデス・ベンツのステーションワゴン

メルセデス・ベンツのステーションワゴンについてのまとめ記事はいかがでしたでしょうか?

メルセデスベンツが初めてステーションワゴンを世に送り出したのは、1976年のW123型からです。
40年の歴史を持つメルセデス・ベンツのステーションワゴンの中でも傑作の誉れが高いのが、1985年にデビューした初代Eクラス(W124)です。
初代Eクラスはすでにクラシックカーといってもよい年式の車ですが、メルセデス・ベンツが「最善か無か」をモットーにコストを徹底的に掛けて作ったクルマだけあって作りが素晴らしく、コンディションの良い個体を選べば末長く楽しむことができます。

初代Eクラスの中古車価格は80〜200万円くらいと価格は充分に熟れていますし、部品の供給状態も良いので現在でもアシとして充分に活用できます。
最近のメルセデス・ベンツにはない味わいを求めるのなら、クラシックメルセデスという選択肢もアリだと思います。

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この記事の執筆者

山崎 龍この執筆者の詳細プロフィール

1973年1月東京生まれ。自動車専門誌の編集を経てフリーライターに。自動車専門誌を中心に、航空、ミリタリー、映像作品、オタクカルチャー、政治などの 様々なジャンルに寄稿する雑文ライター。 著書に『最強!連合艦隊オールスターズ』『萌えだらけのクルマ選び』(共にイカロス出版)、『「...