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高速道路の制限速度と通行区分一覧|軽自動車の制限速度は?

高速道路の速度制限は軽自動車では違うというような話を聞いたことはありませんか。車種や条件などによっても制限速度が変わることもあるのでしょうか。高速道路の制限速度の根拠はどこにあるのかということと、車種別の制限速度や通行区分の解説、今後の速度制限は引き上げ動向についてご紹介します。

高速道路の種類と速度制限

高速道路の種類と速度制限

©Shutterstock.com/Sean Pavone

一般的に高速道路として認知されているものは制度上で分類すると、建設主体や運営の方法、目的などによって様々な種類に分かれます。ここでは制限がなければ最高速度が100km/hとなることができる高速道路を中心に解説します。

まず高速道路とはどのような道路なのかということと、道路の種類による速度制限について確認しておきましょう。

高速自動車国道

誰もが高速道路として最初にイメージするのが高速自動車国道のことだと思います。
しかし、正式名称(営業路線名)で「高速道路」と名が付くのは東名高速道路、新東名高速道路、名神高速道路、新名神高速道路だけです。

他は「○○自動車道」と呼ばれていますが、同じ種類の道路と考えて良いでしょう。
これらは条件や速度制限が付かなければ、速度制限は100km/hとなります。

その他高速道路と呼ばれている道路

一般的に高速自動車国道ではない自動車専用道路も、高速道路と言われることが多いです。
代表的なものに首都高速や阪神高速などの都市高速道路があります。

他にも、地域高規格道路など、高速自動車国道と接続し、高速道路として一体となって運用されているために高速道路と認識されているような路線も多くありますが、これらの速度制限はいずれも60~80 km/h程度となっています。

高速道路は車種によって制限速度が変わる?

高速道路は車種によって制限速度が変わる?

©Shutterstock.com/LOVE_CHOTE

速度制限100km/hの高速道路でも、すべての車に同じように適用されえるわけではありません。一部の車種には例があります。例えば軽自動車などはどうでしょうか。

根拠は「道路交通法施行令第27条第1項(最高速度)」にあります。

これを見ると、大型乗用自動車のうち専ら人を運搬する構造のもの、特定中型貨物自動車以外の中型自動車、普通自動車(三輪のものを除く)、大型自動二輪車、 普通自動二輪車は100km/h、それ以外は80km/hとあります。

普通自動車というと、軽自動車は入らないのでしょうか?

軽自動車の速度制限は?

スズキ アルト X 2014年

普通自動車と軽自動車で区別されるのは自動車の登録や届出に関係のある道路運送車両法という別の法律なのです。
そのため、軽自動車も100km/hまで出して良いということになります。

実は、2000年の9月以前は軽自動車の速度制限は80km/hでした。改まったのがそこまで昔のことではないため、今でも勘違いしてしまう方もいるようです。
確かに現在の軽自動車は性能上100km/hの走行を続けてもまったく問題ないように進化しています。

高速道路で速度制限のある車種は?

自動車の種類最高速度(km/h)
大型乗用自動車、特定中型貨物自動車以外の中型自動車、普通自動車(三輪のものを除く)100
上記以外の自動車80
他の車両を牽引する時80

速度制限が100km/hの道路でも80km/hとなる車の種類は、中型~大型の貨物自動車(トラック)、大型の特殊自動車、牽引をする場合など一部の車種に限られます。

ちなみに、大型トラックなどには速度制限のための装置が付いているので、100km/h出そうと思っても出すことができません。

高速道路の最低速度

高速道路の通行区分(車線)について

©Shutterstock.com/pranodhm

一方、最低速度の制限もあります。「道路交通法施行令第27条の3(最低速度)」によって、50km/hとされています。
これはどの車種でも共通事項です。

高速道路の通行区分(車線)について

高速道路の通行区分(車線)について

©Shutterstock.com/2p2play

これら道路交通法施行令で定められている速度制限は高速道路の「本線」とされています。本線とは「走行車線」と「追越車線」のことを指していて、両方の区別はありません。登り坂が続く部分によく設けられている「登坂車線」は本線ではありません。最低速度の制限もありません。
もちろんジャンクションやインターチェンジなどの合流部分等にある付加車線も本線ではないので注意が必要です。

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高速道路で速度制限がある場合

高速道路で速度制限がある場合

©Shutterstock.com/pranodhm

高速道路でも主に山間部でカーブが多い地域や、車線の幅が狭い区間、対面通行になっている区間などの理由によって速度制限がある区間があります。
また、工事や天候などによっても速度規制がかかる場合もあります。

高速道路の速度制限の引き上げも検討

©Shutterstock.com/pranodhm

高速道路の速度制限が100km/h となったのは、最初の高速道路ができた1963年のことでした。
それから50年以上が経過し、自動車の性能向上はもちろんのこと、道路自体の設計も見直されてきており、高速走行がより安全なものとなっています。

そのため、警察庁も重い腰を上げて新東名高速道路、東北自動車道の一部区間で引き上げをすると発表しました。
まずは110km/hからはじめ、120km/hまで引き上げられるようです。

もちろん、その対象には軽自動車も含まれると考えられます。

高速道路では速度制限に注意して!

©Shutterstock.com/gui jun peng

高速道路の制限速度と通行区分一覧から軽自動車の制限速度などに関して解説させていただきましたがいかがでしたか?

速度制限がある場合には、必ず標識や標示があります。
また、制限がなくても運転者は天候や路面の状況、混雑状況などに合わせて適切な速度を考える必要もあります。

高速道路を走行する時にはよく確認し、安全運転に心がけましょう。

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この記事の執筆者

EightHoursADayこの執筆者の詳細プロフィール

書籍の編集者が本業でライターもやっています。 好きな車は欧州の大衆コンパクトカーやステーションワゴンなどの実用車やマイナーな国産車。 人気がなく、一般的に日の目を見ない車などにも光を当てていきたいです。 車だけではなく道路や交通法規ネタなんかも好きです。...

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