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【軍用車両 販売情報まとめ】トヨタ車・アメリカ車の払い下げ・中古購入について

軍隊が使用する軍用車には独特の魅力があります。その質実剛健さにはミリタリーファンならずとも興味があるのではないでしょうか? 今回は非装甲のソフトスキン(ジープやトラック)を中心に軍用車両の販売情報や中古車購入について解説します。

軍用車両とは?

ウィリスMB(ジープ)

ウィリス MB ジープ

軍用車両とは、軍隊が軍事目的で使用する車両の総称です。
軍用車両と一口で言っても、オートバイやスノーモービルのように民間車両をそのまま転用、あるいは小規模な改造を施して使用するケースから、戦車や装甲車のように巨費を投じてゼロから開発する車両までさまざまです。

少し専門的にはなりますが、装甲化され、攻撃用兵器を備えた戦車や装甲車などの軍用車両のことを装甲戦闘車両(AFV:Armoured Fighting Vehicle)と言い、ジープやトラックのような装甲を持たない軍用車両のことをソフトスキン(Softskin)と分類します。

ここでは後者のことを狭い意味での軍用車両と定義して、話を進めて行くことにします。

軍用車両に共通する特徴としては、スタイリングを優先した民間車両と違い、運用面での使い勝手や修理の便宜、取得性(経済性)を図るために、機能面を重視して平面な鋼板をそのまま利用しているケースが多く、快適装備も最低限のものしか備えないことがほとんどです。

その代わり、堅牢性や積載性、耐候性、オフロードの走破性能は市販車両のそれを凌駕していることが多く、水中でも走行できる防水性能を備えている車両も珍しくはありません。


中古車情報
システムメンテナンス中


軍用車両の販売

軍用車両はある意味で究極の実用車とも言え、ミリタリーマニアであらずとも、その質実剛健さに惚れ込む人も少なくないと思います。

しかし、非装甲のソフトスキンでさえも軍用車両が新車で販売されることはほとんどありません。
軍用車両は軍の仕様要求書に基づいて設計・開発される特殊な車両であり、開発費用は税金で賄われます。
すなわち、軍用車両メーカーにとっては軍隊こそが顧客であって、民間での需要は最初から想定していませんし、開発費を国に賄ってもらっている以上、勝手に市販することはできないのです。

アメリカ軍のジープやハマーのように、のちに民間向けに仕立て直して市販された数少ない例外を除き、軍用車両の新車が一般市場で販売されることはありません。

軍用車両の払い下げはある?

戦車 画像

©iStockphoto.com/DigtialStorm

それでは我われ一般市民が軍用車両を入手する手段がないかと言えばそんなことはありません。

多くの国では耐用年数を過ぎた軍用車両はスクラップ扱いで民間に払い下げられています。

その中には乗用車、あるいは商用車として登録可能な販売証明や登録証をつけて軍用車両が払い下げられるケースも多く、軍用車両の愛好家の中には購入した車両をレストアして楽しんでいるファンが大勢います。

残念ながらわが国の自衛隊では装備品は破壊してから払い下げを行うため、登録可能な状態で自衛隊車輛が払い下げられることはありません。
しかし熱心なマニアの中には、修復に必要な部品を探し出し、切断された車体を溶接して、シャシーを共通する市販車に載せて、走行可能な状態に復元してしまうマニアが少なからずいます。


中古車情報
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軍用車両の中古車

↓米軍から民間に払い下げを受けたウィリスM38

ウィリス M38 軍用 ジープ

これらのレストアベース、あるいはレストア済みの軍用車両の中古車は日本でも購入することができます。

もちろん、一般の中古車店の店頭に軍用車両が並ぶことは極めて稀ですが、軍用車両を専門に扱うショップから購入することができます。

日本国内の軍用車専門店の中から、個々では代表的な3社についてご紹介したいと思います

有限会社オートジャンクション

↓「オートジャンクション」で販売中のM422マイティマイトの同型車

↓「オートジャンクション」で販売中のダッジWC57コマンドカーの同型車

ダッジ WC57 コマンドカー

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東京都板橋区に店を構える「オートジャンクション」は、クラシック・ジープの専門店です。

ダッジWC57コマンドカー(683万円)やレストア済みのM422A1マイティマイト(281万円)などの米軍払い下げの稀少な軍用車両を数多く取り扱っていることで知られるこの世界の老舗です。

車両の販売だけでなく、新旧・絶版四駆の完全なレストアから重整備、板金塗装、パーツ製作・販売までクラシックジープと軍用車両にまつわることでしたら、何でも任せられるプロショップです。

Nox規制のために指定地域内では登録できなくなった三菱ジープの改善作業には定評があります。また、海外から稀少な軍用車両の買い付けや、輸入代行も行っているので、欲しい車種がある人は1度相談されると良いでしょう。

有限会社オートジャンクション
〒175-0083
東京都板橋区徳丸5-39-12
TEL:03-5398-1649
FAX:03-5398-4449

株式会社カマド

↓「株式会社カマド」で販売中のシュビムワーゲンの同型車

©Shutterstock.com/Gary Blakeley

↓「株式会社カマド」で販売中のケッテンクラートの同型車

↓「株式会社カマド」で販売中のシュタイア1500Aの同型車

静岡県御殿場市の「カマド」はスズキ正規販売店を営む傍らで、ジムニーのカスタムショップ、トヨタ・ランクル40や日産パトロール、三菱ジープなどのクラシック四駆の販売・レストア・修理、そして欧州から輸入した稀少な軍用車両の販売を行っています。

この店で取り扱っている軍用車両は多岐にわたりますが、その中でも同店が強みとしているのが、第2次世界大戦中のドイツ軍車両の輸入・販売です。

社長の小林雅彦氏が過去に欧州から買い付けた車両としては、ドイツ社長の小林雅彦氏が過去に欧州から買い付けた車両としては、ドイツ軍の小型軍用車両のキューベルワーゲン、小型ハーフトラックのケッテンクラート、水陸両用車のシュビムワーゲンなどがあります。
現在販売中の車両は、シュタイア1500A(1,296万円)などです。
現在、カマドでは旧日本軍のくろがね四起(日本初の四輪駆動車)レストアを行っているとのことです。

株式会社カマド
〒412-0039
静岡県御殿場市かまど717-6
TEL:0550-82-2854
FAX:0550-84-0917

日本ジープセンター

↓日本ジープセンターで取り扱っているウィリスMB

東京都狛江市の日本ジープセンターは、ジープ一筋35年のクラシック・ジープの老舗です。

取り扱う車種はクラシックジープから最近のクライスラー・ジープまでと幅広く、軍用ジープの取り扱いでも豊富な実績を持ちます。
車両の販売から点検・修理、レストアまでジープのことなら何でもこなす専門店です。

また、日本ジープセンターではパーツの販売にも力を入れており、最近では入手が難しくなったジープ用のゲタ山タイヤや、深い積雪時や田んぼのような泥濘、瓦礫でも層は可能なボッグコック、ジープ用の各種ケミカル剤など、取り扱っている商品もユニークなものが多いようです。

株式会社日本ジープセンター
〒201-0004
東京都狛江市岩戸北 4丁目17-15
TEL:03-3489-5902
FAX:03-3489-5903

軍用車両は日本でも買える!

キューベルワーゲン

軍用車両・販売情報についてのまとめ記事はいかがでしたでしょうか? 

購入手段がないものと、はなから諦めてしまいがちな軍用車両ですが、こうした専門店を頼ったり、軍用車両の愛好家の集まりに足しげく通って人脈を広げたりすれば、意外と入手はできるものです。

現在自衛隊が運用中の高機動車や、自衛隊発足時にトヨタが開発したトヨタ・ジープBJ型などの入手が極めて困難なトヨタ製軍用車両でさえ、手に入れることができるかもしれません。

情熱さえあれば不可能でさえ可能になります。
欲しい軍用車がある人は、ぜひがんばって手に入れてください。

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この記事の執筆者

山崎 龍この執筆者の詳細プロフィール

1973年1月東京生まれ。自動車専門誌の編集を経てフリーライターに。自動車専門誌を中心に、航空、ミリタリー、映像作品、オタクカルチャー、政治などの 様々なジャンルに寄稿する雑文ライター。 著書に『最強!連合艦隊オールスターズ』『萌えだらけのクルマ選び』(共にイカロス出版)、『「...

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