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ホンダのK20Aエンジンとは?最強の2リッターNAエンジンはF20Cより速いのか?

2リッターNAエンジンで最強と呼び声が高いホンダのK20Aエンジン。レッドゾーンまで一気に回転数が跳ね上がる官能的なエンジン音はホンダファンにはたまりません。そんな、K20AエンジンにはホンダS2000に搭載されるF20Cエンジンというライバルがいます。そこでどちらが速いのか検証してみたいと思います。

K20Aエンジンとは

まずはK20Aエンジンについて説明していきたいと思います。
K20Aエンジンは、ホンダが製造する中型車種用に開発されたエンジンであり、ホンダを代表するスポーツカーであるインテグラタイプRからファミリーワンボックスカーのステップワゴンにも用いられたエンジンでした。

「CO2の削減(燃費の向上)」と「排気ガスのクリーン化」を両立させるとともに、エンジンパワーは犠牲にせず、しっかりとパワーが出るエンジンを目指し、ホンダは「i-シリーズ」と称し、VTECエンジンのK20Aを開発したのです。

ホンダ独自のVTEC(ブイテック)エンジンとは

エンジンに送り込まれる燃焼ガス(ガソリンと空気の混合気)を吸気する際に、ピストンの上下動に伴うバルブの開閉時間(バルブタイミング)・リフト量をエンジンの回転数が低回転時と高回転時により制御されるのがVTECエンジンです。

詳しくは以下の記事もどうぞ。

i-VTEC(アイ-ブイテック)エンジンとは

i-VTECのiはintelligent(インテリジェント)の頭文字からとっており、今までのVTEC機構に加え、吸気バルブタイミングの位相も連続的に制御するVTC(Variable Timing Control)を組み合わせた、高知能可変バルブタイミング・リフト機構を搭載した新世代VTECエンジンをi-VTECエンジンと呼ぶようになりました。

K20Aエンジンとは違うF20Cエンジンとは

F20CエンジンはホンダS2000専用に開発されたエンジンであり、VTEC機構は使われてもi-VTECエンジンに用いられたVTCは使われていません。
エンジンの回転数が高回転時のとき出力を出すために、バルブやピストンなど軽量な鍛造性のものを使っています。
i-VTECエンジンよりスポーツカー向けのエンジンと言えるでしょう。

F20Cエンジン詳細

●弁機構:DOHC VTEC チェーン駆動 吸気2 排気2
●排気量:1,997cc
●内径×行程:87.0mm×84.0mm
●燃料供給装置形式:電子制御燃料噴射式(PGM-FI)
●最高出力:184kW(250PS)/8,300rpm
●最大トルク:218N·m(22.2kgf·m)/7,500rpm

ホンダS2000に関連する記事はこちら

K20Aエンジンには標準仕様とR-Specが存在する

K20Aにはファミリーカーなどに搭載する標準タイプとスポーツカー仕様のR-Specが存在します。
上画像のものは標準タイプのもので、R-Specのものと違いエンジンヘッドが黒くなっています。
標準仕様とR-Specのエンジンスペックから2機の違いを見ていきましょう。

K20Aエンジンの共通な詳細スペック

●弁機構:DOHC i-VTEC チェーン駆動 吸気2 排気2
●排気量:1,998cc
●内径×行程:86.0mm×86.0mm
●燃料供給装置形式:電子制御燃料噴射式(PGM-FI)

標準仕様のパワー

●最高出力:114kW(155PS)/6,000rpm
●最大トルク:188N·m(19.2kg·m)/4,500rpm

R-Specのパワー

●最高出力:165kW(225PS)/8,000rpm
●最大トルク:215N·m(21.9kg·m)/6,100rpm


これからわかるようにK20AのR-SpecはF20Cと同じくかなりのハイスペックなもので、S2000以外のホンダの2リッタースポーツカーに搭載されてきました。

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この記事の執筆者

池田ゆうきこの執筆者の詳細プロフィール

車も好きですが、実はバイクも好き。車の得意分野は1980年代・1990年代の国産ピュアスポーツカーと軽自動車で、国内・海外のモータースポーツは常にチェックしています。最近はイギリス車やフランス車にも興味有り。...