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【軽トラ リフトアップ】車検対応とキット・パーツや自作など方法まとめ

仕事のアシとして多くの人々に愛され続けている「軽トラ」こと軽トラックをタフでワイルドなマシンに変身させるリフトアップ・カスタム。今回はそんな軽トラのリフトアップキットの選び方やパーツの自作方法、車検などを徹底解説します。

軽トラのリフトアップとは?

スズキ・キャリィ

「軽トラ」の愛称で親しまれている軽トラックは、価格や維持費の安さ、実用性の高さから農家や工事関係、自営業者の間では「仕事のアシ」として必需品になっています。
しかし、あまりにもビジネスライクで素っ気ない軽トラのデザインは、何となくダサイ感じがして、お世辞にもカッコイイとは言えません。

ところが、そんな軽トラにちょっとしたカスタムを施せば、タフでワイルドなマシンに変身するとしたらどうでしょう?
最近、軽トラユーザーの間で静かなブームとなっている「リフトアップ」で軽トラは驚くほどカッコ良くなるのです。


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軽バンのカスタムについてはこちら

軽トラのリフトアップの方法

リフトアップスプリングとメンバーダウン方式によるリフトアップの違い


リフトアップの方法は2つあります。
ひとつは専用のリフトアップスプリングを入れて車両全体を持ち上げる方法。
もうひとつはサスペンションや駆動系にスペーサーを入れてボディだけを持ち上げる方法(メンバーダウン方式)です。

前者は簡単にリフトアップできますが、乗り心地が悪くなりやすく、やりすぎると各部ジョイントに負担が掛かってしまいます。
後者は純正のコイルスプリングやショックアブソーバーを使用するので乗り心地に優れる反面、タイヤ軽を大きくしなければリフトアップできず、部品点数が多くなるのでパーツ代や工賃が高額になります。


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軽トラのリフトアップのパーツ・キット

前者の方式を採用しているのが、千葉県の「フォレスト・オート」が販売している軽トラ用の「リフトアップスプリング」です。

このキットはスプリングで3.5cm、タイヤをひと回り大きくすることで1.5cmアップし、トータルで車高を5cmアップさせます。
独自のノウハウ・バネ設定により、リフトアップと乗り心地の相反するものを両立するというもの。

ホンダを除く、すべての軽トラにパーツ設定があります。
もちろん車検適合品で、千葉県知事より「千葉県ものづくり認定製品」に認定された品質に優れたサスペンションパーツです。
価格は3万4800〜3万9800円です。

Forest Auto (フォレスト・オート)
〒289-2306 千葉県香取郡多古町十余三355-13
TEL: 0479-75-2726

フィールのスズキ・キャリィ

後者の方式を採用しているのが、北海道札幌市の「フィール」が販売しているスズキ・キャリィやダイハツ・ハイゼットトラック用の「リフトアップキット」で、キャリィで4インチ(10.16cm)、ハイゼットで2.5インチ(5.8cm)のリフトアップにより、迫力あるルックスを実現しています。

クルマにダメージを与えることなく、雪道、ぬかるみなどでの走破性も抜群にアップ。
クールな見た目とは裏腹に乗り心地は変わらないとのことです。
価格は8万6400円です。

有限会社フィール
〒002-0865 北海道札幌市北区屯田町969 
TEL:011-776-4220 FAX:011-776-5220

アウトクラスカーズのスズキ・キャリィ「チョイアゲSTYLE」

また、それぞれの方法で製品を開発・販売しているのが、徳島県の「スズキコンプリート販売/アウトクラスカーズ」です。
同社ではスズキ・キャリィをベースに、前者の方法による「チョイアゲSTYLE」(フロント20mm、リア30mmアップ)と、後者の方法による「4インチアゲスタイル」(10.16cmアップ)の2種類のキットを販売中です。
キットの価格は「チョイアゲSTYLE」は7万5000円、「4インチアゲスタイル」は33万円です。

なお、アウトクラスカーズでは新車を使用したコンプリートカーの販売も行っています。
とくに「4インチアゲスタイル」は新車ベース価格に20万円プラスで購入できるのでお得です。

スズキコンプリート販売徳島/株式会社アウトクラスカーズ
〒770-8033 徳島県徳島市方上町寺内6-8
TEL:088-669-5019 FAX:088-669-5029

ほかにも大阪府松原市のプロスタッフ、愛知県豊橋市のスプリングロード、神奈川県横浜市のカーハウス アスリートなど軽トラのリフトアップを得意とするショップは全国にあります。


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軽トラのリフトアップの自作

メンバーダウン方式で軽トラをリフトアップする場合、サスペンションや駆動系に入れるスペーサーを自作すればDIYでも作業は可能です。

型紙を作り、それに沿って6〜8mm厚の鋼板を切り出し、溶接してスペーサーやリアシャックルを作り、ボディをジャッキアップして自作したリフトアップキットを装着すれば完成です。

費用的には数千円から数万円で自作が可能ですが、溶接機や鋼板切り出しジグソー、表面を整えるためのサンダーなどの工作機器が必要になりますし、もちろん工作技術も必要になります。

軽トラのサスペンションは重要保安部品になりますので、しっかりした強度と構造が必要になります。
生半可な知識でリフトアップキットを自作することは大変危険ですので、自信のない方は専門業者に改造を依頼するか、市販のキットやパーツを使用するようにしましょう。


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軽トラのリフトアップの車検対応について

リフトアップスプリングを利用して軽トラをカスタマイズする場合は、タイヤ外径の変更でスピードメーターが狂わない限り、そのままの状態で車検をパスできます。

一方、メンバーダウン方式で軽トラをリフトアップする場合には、そのままの状態では車検をパスできませんので、カスタム後に構造変更検査(改造車検)を受けなければなりません。

構造変更検査は一般のユーザーでも受験は可能ですが、構造計算書などの書類を用意しなければならず、専門の業者に依頼することをおすすめします。
(画像は通常のスズキ キャリィ)


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軽トラのリフトアップでオフロードへ

タイヤ カスタム・インチアップ・リフトアップのイメージ画像

出典:©Shutterstock.com/evgeniykleymenov

軽トラのリフトアップについてのまとめ記事はいかがでしたでしょうか? 

同じ軽商用車カテゴリーの軽バンが一般的なモノコック構造のボディを採用しているのに対し、軽トラは丈夫なラダーフレームを採用しています。

リフトアップして車高とアプローチアングルを稼ぎ、オフロードタイヤを履かせれば、軽トラは軽SUVのジムニーと比べても遜色のないオフロード性能を発揮します。

コンパクトで使い勝手の良い軽トラにクロカン4WD並のオフロード性能が加われば鬼に金棒。
リフトアップした軽トラは仕事の道具としてだけでなく、趣味のマシンとしても活動領域が広がるハズ。
リフトアップは軽トラユーザーにぜひオススメしたいカスタマイズです。

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この記事の執筆者

山崎 龍この執筆者の詳細プロフィール

1973年1月東京生まれ。自動車専門誌の編集を経てフリーライターに。自動車専門誌を中心に、航空、ミリタリー、映像作品、オタクカルチャー、政治などの 様々なジャンルに寄稿する雑文ライター。 著書に『最強!連合艦隊オールスターズ』『萌えだらけのクルマ選び』(共にイカロス出版)、『「...

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