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【世界最速】ホンダのS660のエンジンで 421.595km/hを記録|その秘密は?

ホンダが軽自動車用エンジン「S660」を使用した車両で421.595km/hのスピード世界最速記録をボンネビルで樹立しました。ホンダの創業者である本田宗一郎は「チャレンジして失敗を恐れるよりも何もしないことを恐れろ」との名言を残しています。今回の記録を達成した車両は、入社3〜5年の若手技術者が開発したそうですが、ホンダのチャレンジ精神には感服するばかりです。本記事ではそんなホンダが達成した偉業の秘密についてご紹介します。

ホンダS660用のエンジンで世界記録421.595km/hを達成

ホンダは9月17日(土)にアメリカのユタ州ソルトレイクシティのボンネビル・スピードウェイで行われた「Mike Cook's Bonneville Shootout(FIA公認 Land Speed Record)」において、ホンダは最高速の世界記録を達成しました。
ホンダがこの記録を達成した車両「Honda S-Dream Streamliner」に搭載されたエンジンは、あのS660に使用されている軽自動車用のエンジンを高出力型に改良したものが搭載され、最高速度はなんと421.595km/hに達しています。

ホンダS660のエンジンで2つの世界最速記録を樹立

ホンダがこのスピードチャレンジのために参加した「Mike Cook's Bonneville Shootout」は、100平方マイルにもおよぶ塩湖跡の平原に設けられたボンネビル・スピードウェイで、FIAが規定する「自動車」「量産車」「JETやロケットを推進力にするクルマ」「ドラッグレーサー」の4つのカテゴリーに、エンジン形式/排気量/過給の有無/電池形式/ソーラーなどで分けられた13のクラスで最速記録を競うものです。

今回、軽自動車の改良エンジンを搭載した車両でホンダは、Category A、Group 1、Class 4.(自動車・レシプロ過給エンジン・排気量500cc〜750cc)に分類され、次の2つのスピード世界記録を樹立しました。

マイル測定区間の世界記録: 261.875mph (421.446km/h)
キロ測定区間の世界記録:   261.966mph (421.595km/h)

S660エンジン改良による出力アップの秘密

↑S660に搭載されているエンジン

ホンダS660に搭載されている高回転型直列3気筒・DOHC ターボエンジンは、660ccの排気量から64PS /6,000rpm、トルクは10.6kgm/2,600rpm、最高許容回転数7,700rpmの性能をもっています。
今回スピードチャレンジを行った「Honda S-Dream Streamliner」のエンジンは、このS660のエンジンベースに、ターボチャージャーのブースト圧アップや、ピストンリングをはじめとする各部のフリクションの低減、ブロックやピストン、クランクシャフトやバルブ強化などの改良を行うとこで、なんと254PS/7,700rpm、最大トルク23.9kgm/7,000rpm、最高回転数は10,000rpmまで飛躍的に引き上げることに成功しています。

S660エンジン以外にも世界最速の秘密が?

出典:https://ja.wikipedia.org/

↑2代目ホンダZ

ボディは空気抵抗を極限まで減らすため、細長いフォルムとなっています。
しかし、日本で試験走行して決定した空力ボディフォルムは、ボンネビルで実際に走行してみるとカウル形状の視野角が狭すぎて走行に支障がでることは判明したため、急きょ現地で第二次世界大戦でも活躍した戦闘機マスタングP51のキャノピーを調達して使用していたようです。
ちなみに、タイヤのホイールは軽自動車の2代目ホンダZのものが装着されています。

高いホンダの技術力

ホンダS660

↑ホンダ・S660

今回、ホンダの軽自動車であるS660のエンジンを搭載した「Honda S-Dream Streamliner」が実現した世界最高速度は、2006年にBARホンダのF1マシンが記録した397km/hさえも上回るもので、歴代ホンダ車の中で史上最速のモデルとなりました。

さすがにこの「Honda S-Dream Streamliner」を試乗することはできませんが、ベースとなったエンジンを搭載するS660であれば近くのディーラーで試乗することができます。早速、試乗したくなったのは私だけでしょうか?

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