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【読めば必ず行きたくなる】スーパーGTの魅力とは?伝説的な結果からチケット&日程も

今、スーパーGT選手権が大人気です。世界中でみればF1が一番速いフォーミュラーマシンでのレースですが、市販車をベースとしたツーリングカー選手権では日本のスーパーGTが世界で一番速いツーリングカーレースといわれています。しかし、人気の秘密はそれだけではありません。そこで、スーパーGTの魅力や来シーズンの日程やチケット購入に関してまとめてみました。

スーパーGTとはなにか

スーパーGT

出典 :©Shutterstock.com/mooinblack

スーパーGTというレースは日本で行われるツーリングカーレースのことです。

2005年から開催されたスーパーGTは日本のレースとはいえ、FIA公認の国際シリーズとなっているため日本以外の国(タイやマレーシア)で行われることもあります。

こちらの記事では、そんなスーパーGTについて詳しく、説明していきます。

FIAとは

FIA

出典 :©Shutterstock.com/Cineberg

FIAとは国際自動車連盟という世界各国の自動車団体により構成される非営利の国際機関で、フランス語の「Fédération Internationale de l'Automobile」の頭文字をとってFIAという名前がつきました。

FIAのすごいところは、世界中の自動車レースと統括していることで、今年トヨタ自動車のマシンがゴール直前でマシンストップしてしまったことが記憶にも新しいル・マン24時間耐久レースが行われる世界耐久選手権(WEC) 、来年トヨタ参戦が表明された世界ラリー選手権(WRC)、そして世界最候補の自動車レースであるフォーミュラ1世界選手権(F1)もFIAが統括しています。

また、FIAは自動車レースの競技ルール(スポーティング・レギュレーション)や技術規定(テクニカル・レギュレーション)の制定、レース記録の公認、競技施設の安全性監督、ドライバーへのライセンス発行など多くの業務などもFIAが行っており、スーパーGTのレギュレーションもFIAが定めたルールに基づいています。

スーパーGTが行われる前はどんなレースが行われたか

出典 :©Shutterstock.com/Alex Moi

2005年からスタートしたスーパーGTは比較的新しい自動車レースに思われます。しかし、スーパーGTが行われる前は日本でのツーリングカー選手権は全日本GT選手権(JGTC)が1994年から2004年まで開催されており、市販四輪車に改造を施した車両のレースでした。

この選手権において、マレーシア・セパンで開催が始まり、さらに上海もシリーズ戦が開催される予定でした。
しかし、3ヶ国以上でシリーズ戦を行うことはFIAの定める国内選手権の規定から外れてしまうため、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)のもとで行われたJGTCをFIA公認の国際シリーズとしました。

現在では、国内の自動車連盟に属さず、世界を舞台にしたシリーズ選手権となっています。

スーパーGTの見どころは?

スーパーGTは世界中のツーリングカー選手権で一番レベルが高いといわれています。
スーパーGTはGT500とGT300の混走で行われます。
それに加えて、多くのマシンが出走し、レースを通してさまざまなマシンの走る姿を常に見ることができるのは魅力の一つです。

GT500クラス

出典 :©Shutterstock/Kanjanee Chaisin

GT500クラスのマシンは約500馬力のマシンで争われます。参戦しているのはホンダ、日産、レクサスであり、メーカーとして技術の粋をかけて開発されたマシンには圧倒されます。

ホンダ、日産、レクサスが使うマシンはそれぞれNSX CONSCEPT-GT、GT-R、RC Fでしたが、来年からはホンダがNSX-GT、レクサスはLC500での参戦を表明しています。

マシンの表向きはマシン名と同じ市販車を思わせますが、中身は全く別物です。フレームはカーボン製モノコックにエンジンは2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンで共通されています。

また、車重、ホイールベース、最低地上高、トランスミッションなど車両性能に大きく影響を与えるものはレギュレーションで共通化されていますが、それ以外の改造は自由であるため、ボディを外せば、イチから作ったプロトタイプレーシングカーであり、世界で最も速い箱車といわれています。

GT300クラス

出典 :©Shutterstock.com/Kanjanee Chaisin

GT300クラスのマシンは約300馬力のマシンで争われます。GT500と大いに違う点は参戦マシンの車種の多さにあります。JAF-GTとFIA-GT規格の2種類が混走し、スーパーGTを運営するGTA(株式会社GTアソシエイション)が細かく全6カテゴリーに区分・管理をしています。その6カテゴリーは以下のように示されています。

●JAF-GT:レギュレーション上はJAFまたはFIAから認可を受けた市販車両に改造を加えた車両。
●カテゴリーA:FIAまたはJAF公認車両をJAF-GTレギュレーションに基づいて改造を加えた車両。
●カテゴリーB:FIAまたはJAF公認車両に登録されていない車両を、JAF-GTレギュレーションに基づいて改造を加えた車両。
●カテゴリーC:生産台数が市販車認定を受けるのに満たない少数生産スポーツカーをベースに改造した車両。
●カテゴリーD:ベース車両の存在しない「プロトタイプレーシングカー」と呼ばれる車両。
●GT300マザーシャシー(GT300 MC):CFRPモノコックのマザーシャシーを組み込んだ車両。
●FIA-GT3:FIAが定める世界基準で、スポーツカーをベースとしたレース専用の市販車両。

フェラーリ対プリウス

出典 :©Shutterstock.com/SS Seng Photography

これらのカテゴリーに属する車は多種で、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェといった世界で代表させるスーパーカーが日本のエコカープリウスと争っているあたりは異種格闘技といった感じで見どころであります。

RD.2 #lookingback2016 #supergt #fsw

SUPER GT OFFICIAL instagranさん(@supergt_official)が投稿した写真 -


RD.1 #supergt #lookingback2016 #岡山国際サーキット

SUPER GT OFFICIAL instagranさん(@supergt_official)が投稿した写真 -


またGT500マシンとGT300マシンの見分け方として、ゼッケンの色は白がGT500、黄色がGT300であり、またヘッドライトの光色は白がGT500、ヘッドライトの光色は黄色がGT300のマシンです。

タイヤメーカーの争い

レーシングタイヤ 発車直前

出典 :©Shutterstock.com/ Avigator Thailand

スーパーGTのGT500・GT300には多くのタイヤメーカーがレーシングタイヤを供給しています。世界で見れば、レース運営のコスト削減やマシン性能を均等にするためシーズンを通じて一つのタイヤメーカーのみで行われるワンメイク化が多い中、さまざまなタイヤメーカーが参加するスーパーGTは世界中のカーレースから見て珍しいです。タイヤメーカーとしてもレースを通した開発の場であり、他メーカーより優れたタイヤを供給していることをアピールできる場でもあるため、国内メーカーのブリヂストン、ヨコハマタイヤ、ダンロップだけでなく、ミシュラン(フランス)、ハンコック(韓国)もスーパーGTへタイヤを供給しています。また、公式練習から決勝レースを終えるまで一台のマシンに使用できるタイヤは4本×6セットの計24本となっており、タイヤを如何に無駄使いせずレースを行うかもチームに求められます。

ウェイトハンデ制

車 重量 ウェイト

出典 :©Shutterstock.com/gst

F1と大きな違いがこのウェイトハンデ制を導入しているところです。速いマシンや強いチームにはマシンを重くすることでハンデを与えて、ドライバーの実力で争われる試みで、観ている観客にレースを面白くさせることもできます。スーパーGTの人気の秘密といえるでしょう。

ルールは前戦まで獲得したシリーズポイントの1ポイントあたり2kgのウェイトを積むことです。レースで前戦優勝したチームは20ポイント獲得した分40kg重くしなくてはならなく、これはマシンの速さに大きく左右されます。また、シリーズの初戦と最終戦、また特別戦では全車ウェイトハンデはありません。

伝説的・抜きつ抜かれつの大接戦

スーパーGTの魅力にマシンとマシンが抜きつ抜かれつの大接戦レースを展開することです。マシンのレベルを均等にするためのレギュレーションのためマシン間の性能が拮抗(きっこう)しており、凄腕ドライバーのドライビングテクニックで時速200~300キロで争われるレースは圧巻されます。

伝説的なのは2010年菅生で行われたレースでGT500クラスの最終ラップまでもつれたウイダー・ホンダ・レーシングの小暮卓史(こぐれ たかし)とケーヒン・リアル・レーシングの塚越広大(つかこし こうだい)がゴール寸前までトップを争ったレースは今までのスーパーGTのレースで語り継がれるものになりました。

レース期間は多くのイベントが開催!中にはチケット必須のイベントも?


スーパーGTではマシンやドライバーと観客との距離を短くするために、レース開催期間中は多くのイベントが行われています。予選日にはピットレーンを歩くことができ、マシンやチームの様子を間近に見ることができます。

各チームから無料でもらえるステッカーやうちわが配られていたり、ドライバーのサイン会が行われていたりもします。また、約100名のレースクイーンが参加しているため、レースクイーンの撮影ができるのもスーパーGTの魅力のひとつです。

グリッドウォーク

出典 :©Shutterstock.com/TuiPhotoEngineer

さらに、決勝レースの直前にはコース上から、グリッドについたマシンやドライバーを観ることができるグリッドウォークも開催されています。これは、チケットが必要で前売券・当日券の購入が必要です。観戦へ行く前にしっかり確認してからレース観戦に行くべきです。

競技走行の空いた時間などは、サーキット場内にイベントステージが設けられており、そこでドライバーのトークショーやレースクイーンのイベントなど多彩に行われ、空いた時間も退屈させません。

スーパーGTを見るチケットの購入方法と交通手段は?

スーパーGTのチケットを買おう!

出典 :©Shutterstock.com/Sarawut Chamsaeng

スーパーGTを観に行きたくなってきませんでしたか。ここではスーパーGTのチケット購入方法などについて紹介したいと思います。

スーパーGTのチケットは指定席やピットウォーク、グリッドウォークなどで、さまざまなチケットが販売されています。ここでは今年5月3・4日に行われたスーパーGT第二戦富士スピードウェイでのチケットがいくらだったか見てみたいと思います。

観戦券(一般席)のチケット

大人・前売:5,700円
大人・当日:6,700円
ペア券(大人2名):10,300円
子供(中学生以下):無料

第1コーナー指定券のチケット

大人・前日/当日:3,000円
子供(中学生以下)・前日/当日:2,000円

グランドスタンド2階指定席のチケット

大人・前日:2,100円
大人・当日:3,000円
子供(中学生以下)・前日:1,100円
子供(中学生以下)・当日:1,500円

一般駐車券(当日)のチケット

4輪普通車:1,600円
バス:3,600円
2輪車:800円

指定駐車券のチケット

第1コーナー・ドリフトコース・ジムカーナコース等:5,200円
キャンピングカー指定駐車券:6,200円

ピットウォークパスのチケット

大人・前売(予選日):1,600円
大人・当日(予選日):1,600円
大人・前売(決勝日):2,100円
大人・当日(決勝日):2,100円
子供:無料

パドックパス(前売・当日)のチケット

大人・前売:16,000円(観戦料込)
大人・当日:11,400円(観戦料別)
子供・当日:5,700円

パドックパス+グリッド入場券のチケット

1名(小学生以上)前売:19,100円(観戦料込)

パドックラウンジパスのチケット

ピットビル2階の専用ラウンジや屋上テラスからゆったりとお食事をしながら、レース観戦を楽しめる特別な券。ピットウォーク、グリッド券も入ってます。

大人・前売(駐車券込):41,200円
大人・前売(駐車券込):28,000円
子供・前売:34,000円

プラチナペアルームパスのチケット

グランドスタンド2階の特別個室(定員は2名)で観戦できるまさにビップルーム。お金に余裕があれば、恋人同士やご夫婦などにおすすめ。

大人2名・前売:56,600円

サーキットサファリ(前売抽選)のチケット

フリー走行中のコースを、ファンを乗せたバスと一緒に GTマシンが走るという人気アトラクション
サーキットサファリペア券:3,100円(2名)

以上のようにかなりのチケット種類があります。開催サーキットによって値段が変わってくるため、チケット購入の際は事前に調べて割安な前売り券を購入するのが良いでしょう

車で来れない方のために

車でなく公共交通機関を使用してスーパーGTへ行くのに、富士スピードウェイの場合は臨時バスが用意され、最寄りのJR御殿場駅から富士スピードウェイ場内イベント広場までの往復乗車券は1,220円で販売されていました。

他のサーキットの送迎バスを見てみると、

●鈴鹿サーキット:近鉄名古屋線白子駅から鈴鹿サーキットまで片道400円の臨時バス
●岡山国際サーキット:JR吉永駅から岡山国際サーキットまで無料送迎バス
●ツイリンクもてぎサーキット:JR宇都宮駅からツインリンクもてぎまで往復3,000円
●オートポリス:JR目田駅、熊本駅からオートポリスまで往復3,000円

でバスが用意されています。

来年のスーパーGTの日程は?

来年のスーパーGTの日程は?

来年のスーパーGT日程がどのようになっているのでしょうか。すでに今年7月に2017年シーズンの日程が発表されています。

【第1戦】4月8日・9日:岡山国際サーキット(岡山県)
【第2戦】5月3日・4日:富士スピードウェイ(静岡県)
【第3戦】5月20日・21日:オートポリス(大分県)
【第4戦】7月22日・23日:スポーツランドSUGO(宮城県)
【第5戦】8月5日・6日:富士スピードウェイ(静岡県)
【第6戦】8月26日・27日:鈴鹿サーキット(三重県)
【第7戦】10月7日・8日:チャン・インターナショナル・サーキット(タイ)
【第8戦】11月11日・12日:ツインリンクもてぎ(栃木県)

ただのレースではなくスーパーGTは自動車のエンターテイメント

モチュール オーテック GT-R 2014

出典 :©iStockphoto.com/yencha

同じFIAの管轄であるフォーミュラ1世界選手権(F1)、世界耐久選手権(WEC) と違い、スーパーGTはマシン、ドライバー、チームとファンが近く、自動車レースでありながら日本独自のおもてなし心を感じられます。しかも、世界最速のツーリングカーレースが日本で観ることができれば、その人気の理由もわかります。

観客動員数を見てみると、2014年の年間総動員数は51万1,200人、1レース開催で平均56,800人です。この1レースあたりの観客動員数は、F1日本GPの86,000人次ぐ人数です。しかも、2014年シーズンでは第3戦のマレーシアが10万8,000人と最も多く、海外でのスーパーGT人気は凄いです。

スーパーGTの魅力についてまとめてみましたが、いかがでしたか。この記事を読んだあなたはきっと来年スーパーGTを生で観たくなるはずです。週末は友人・家族・恋人とサーキットへスーパーGTを観戦しに是非行ってみてください。

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この記事の執筆者

池田ゆうきこの執筆者の詳細プロフィール

車も好きですが、実はバイクも好き。車の得意分野は1980年代・1990年代の国産ピュアスポーツカーと軽自動車で、国内・海外のモータースポーツは常にチェックしています。最近はイギリス車やフランス車にも興味有り。...