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ジブリ作品に登場する実在車の正体とは?意外な車も?

日本でも世界でも人気の日本のアニメ映画。その中でもジブリ作品は毎回新作が出るたびに話題になりますよね。 今回はそんな人気長編アニメ映画の代表格ともいえるジブリ作品に登場する車を紹介します!往年の名車から、ドイツの人気高級車まで、様々な実在車がジブリ作品には登場します。

こんなに?車が登場するジブリ作品は多い!

ジブリ作品には、実はたくさん車が登場するのです。
車種がはっきりわかるものもあれば、マニアにしかわからないようなものまで、意外にもジブリ作品と車の関係は深いようです。
その中から、「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」など、大人気作品を含んだ6作品を、映画公開の時系列順に車種をご紹介します!

となりのトトロに登場する実在車:ダイハツ ミゼット


スタジオジブリのロゴにも取り上げられるほどのジブリ代表作といえる「となりのトトロ」。

森の主・トトロと、さつき、メイたちの不思議な出会いが描かれた作品です。そんな誰もが知る「となりのトトロ」ですが、作中ではお父さんが車に乗っている描写があります。

ダイハツ ミゼットDK

ダイハツ 初代ミゼット DKA型

この車、実は軽自動車規格の三輪自動車です。三輪自動車というと今はあまり聞き慣れないかもしれませんが、戦後、高価な車を買うことができない零細企業向けの廉価なモデルとして、ダイハツなどのオート三輪メーカーが販売していた大ヒット三輪自動車です。

「となりのトトロ」で出てくるDKタイプはまだまだ最低限の仕様で作られていたようです。

魔女の宅急便に登場する実在車① トラクシオン・アヴァン


思春期の最中にある魔女のキキが自分の特技である「魔法」を活かして、次第に独り立ちしていく様子が描かれています。
主人公のキキはもちろんのこと、作中に出てくる黒猫のジジが好き!という方も多いのではないのでしょうか。
作品の舞台になった街はスウェーデンともクロアチアとも言われており、作中にはヨーロッパの車がたくさん出てきます。

トラクシオン・アヴァン

シトロエン トラクシオン・アバン

出典:©Shutterstock.com/Clari Massimiliano

トラクシオン・アヴァンは、フランスのシトロエン社が1934年〜1957年まで製造・販売していた乗用車です。

シトロエンといえば、いち早く前輪駆動を開発したり、窒素ガスによる高気圧油圧師制御式の独自のサスペンションを開発したりという、フランス大手の自動車メーカーですね。

作中では、はっきりとは車名は明かされていませんが、ドアの開き方やバンパーの具合が似ていることから、シトロエン トラクシオン・アヴァンなのではないかと言われています。

魔女の宅急便に登場する実在車② フォルクスワーゲン タイプ1(ビートル)

フォルクスワーゲン タイプ1 (ビートル)

出典:©Shutterstock.com/Art Konovalov

キキがニシンのパイを届けるシーンにおいて、街中を走る自動車が多く描写されます。その中のワンシーン登場するのが、フォルクスワーゲン ビートルです。

かわいらしいフォルムで、今でも高い人気を誇ります。
舞台がヨーロッパなので、ドイツ車が走っているというのも納得ですね。

おもひでぽろぽろに登場する実在車:スバル R-2


主人公の27歳のOL・タエ子が旅先の東北で、昔の自分を思い出しながら自分を見つめ直していく、というストーリーの「おもひでぽろぽろ」。
誰もが体験したことのあることが描かれていて、とても素敵な作品ですね。
作中では、主人公の初恋の相手・トシオがタエ子を乗せて運転するシーンが出てきます。
初恋の相手の車に乗るなんてドキドキですが、トシオはなんの車に乗っているのでしょうか?

トシオが運転していたスバルR-2

タエ子とトシオは、車に乗って山形駅を出発し、北上していきます。
この時運転していた車が、スバルR-2です。

スバルR-2は、1958年に発売されたスバル360という「通産省の国民車構想を具現化した車」の基本メカニズムを踏襲し、さらに熟成したモデルとなっています。

360とR-2のおかげで、それまで「上流階級の乗り物」であった車は庶民にとってより身近になりました。

千と千尋の神隠しに登場する実在車:アウディ A4


ジブリ作品の中でも最も有名であるといっても過言ではない「千と千尋の神隠し」。公開から15年以上経った今でも、日本歴代興行収入第1位を塗り替えないほどの大ヒットでした。

作品では、主人公・千尋が両親と引っ越す途中で奇妙な世界に迷い込んでしまう様が描かれています。アウディ A4が登場するのは、千尋のお父さんの運転で引っ越し先へ移動するシーンです。

アウディ A4

千尋たちが乗っていたのは、アウディ A4のセダンタイプです。映画公開が2001年なので、アウディ 初代A4(1994〜2001年)だと予想されます。

また作中でこのアウディA4の内装やペダル部分が描写されており、左ハンドルのMTモデルであることがわかっています。

アウディA4はDセグメントに位置するミドルサイズセダンです。メルセデスベンツCクラスや、BMW 3シリーズがライバルにあたります。

ちなみに、この車は宮﨑駿監督自身の所有者ではないかとも噂されているようです。

崖の上のポニョに登場する実在車:三菱 トッポ


アンデルセン童話の人魚姫をモチーフとしたと言われている「崖の上のポニョ」ですが、日本が舞台となっていて外国色が抜けています。
さかなの子・ポニョと5歳の少年・宗介を中心とした物語になっています。

この作品では、宗介の母・リサが車を運転するシーンが数多く描写されています。

リサの車は三菱トッポ?

リサの車は、三菱の初代ミニカトッポではないかと言われています。
ミニカトッポは三菱が製造・販売していた軽自動車規格のトールワゴンです。

作中では、フロアマットにスバルに似たロゴが描写されているので、あくまでモデル車両として使われているのでしょう。

借りぐらしのアリエッティに登場する実在車

「借りぐらしのアリエッティ」は、人間に見られてはいけない小人・アリエッティと、アリエッティの住む家の住人・翔を取り巻く物語です。

2010年公開の映画なので、記憶に新しい方も多いのではないのでしょうか。実は、「借りぐらしのアリエッティ」には意外にも車が登場するシーンが多いのです!

翔の家のお手伝いさんの車はスズキ・アルト?

スズキ アルト 3代目

作中では、翔の家のお手伝いさんが車に乗るシーンが出てきます。
そんなお手伝いさんの車は、デザインの特徴からスズキ・アルトの3代目モデルCP21Sだと推測されています。

この車種は、当時軽自動車の中で最もホイールベースが長いという特徴がありました。作中ではピンクのアルトに乗っており、可愛らしい外観になっています。

翔のおばあさんはメルセデス・ベンツ W123

メルセデスベンツ W123 セダン

作中でもはっきりわかるように、翔のおばあさんはメルセデス・ベンツのW123に乗っています。

W123はベンツの中核を担う車種であり、当時小型車であるフォルクスワーゲン・ゴルフの1980年販売台数20万0892台に対し、W123はそれを超す20万2252台の売上を記録しました。

今でもメルセデスベンツの名車として語り継がれているモデルです。

ジブリ作品と車は縁が深かった!

スタジオジブリ作品に登場する実在車はいかがでしたか?ここまで見てきたように、ジブリ作品には車がたくさん登場することがわかりますね。ジブリ映画には、今回ご紹介した車以外にも、映画の背景やイメージに合った名車が数多く登場します。

これを機に、車好きのみなさんもジブリ作品をじっくり見返してみてはどうでしょうか?

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この記事の執筆者

T.TAKUMIこの執筆者の詳細プロフィール

車やアウトドア、ファッションなどメンズライフスタイルについて執筆しているフリーランスライター。幼い頃に、父親とトヨタのルシーダで愛知から秋田まで10時間以上かけて里帰りしたことが車を好きになったきっかけ。趣味は靴磨きと旅行。...