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スバルR1&R2の魅力と歴史|現在の中古車価格は?

スバルR1&R2は富士重工(現・スバル)が生産していた個性的な軽自動車です。イタリア人デザイナーのアンドレアス・ザパティナスが監修したスタイリングは、生産終了から6年以上が経過した現在でも色褪せません。今回はそんなスバルR1&R2の魅力と歴史、現在の中古車価格を徹底解説します。

スバルR1&R2とは?

スバルR2

スバル R2

スバルR1

スバルR1

スバルR1&R2は富士重工(現・スバル)が生産していた軽自動車です。
ボディタイプはR1が3ドアハッチバック、R2が5ドアハッチバックとなります。
他のメーカーの軽自動車が居住性を重視したハイトワゴンを主力とする中で、スタイリングにこだわったクルマ作りを行ったところにスバルR1&R2の特徴がありました。

富士重工によれば車名の由来は「記号的な名称をつけることで従来の軽自動車と比べて一線を画する価値観を表現した」とのことでしたが、60年代に名車・スバル360の後継車種としてデビューしたスバルR-2のリバイバルネームとしてのニュアンスも含まれていたようです。

スバルR-2

スバルR-2


プレミアムブラッ…
87.0万円
本日の在庫
138
平均価格
48.3 万円
本体価格
9 ~ 129 万円


Fプラス 禁煙車…
23.9万円
本日の在庫
738
平均価格
27.7 万円
本体価格
0 ~ 108 万円

スバルR1&R2の歴史

スバル R2 デザイン画

先にデビューしたのはR2のほうで2003年12月に発売され、その1年後の04年12月にR1がリリースされました。

スバルR1&R2のスタイリングは、航空機メーカーだったスバルのルーツを体現したスプレッドウィングスグリル、大胆に絞り込んだルーフ、フロントからリアまで滑らかにつながったシルエット、タイヤの存在感を表現した特徴的なフェンダーなどを採用し、他社の軽自動車とは一線を画したユニークかつ個性的なものでした。

デザイナーのアンドレアス・ザパティナス氏

外装デザインを監修したのは、BMWやアルファロメオで敏腕を振るったイタリア人デザイナーのアンドレアス・ザパティナス氏です。
しかし、スタイリッシュなデザインよりも実用性と経済性を何よりも重要視する軽自動車ユーザーには、スバルR1&R2のコンセプトが理解されず、販売面で苦戦を強いられることになりました。

その後、スバルR1&R2は10年までに3回のマイナーチェンジを行い、折りをみて特別仕様車を市場に投入しましたが、販売を回復させることはできませんでした。
なお、スバルR2のアイデンティティだったスプレッドウィングスグリルは05年のマイナーチェンジで廃止されています(R1は販売終了まで残されました)。

スプレッドウィングスグリルを廃止した後期型R2

スバル R2 後期

その結果、スバルR1&R2の失敗が遠因になって10年に軽乗用車の自社開発から撤退(商用車も含めた軽自動車からの完全撤退は12年)。
後継車種にはダイハツからOEM供給されたミラが「プレオ」の名称で販売されることになりました。

スバルR1&R2の後継となった現行型プレオ

スバル プレオ 2016年


F Specia…
73.5万円
本日の在庫
724
平均価格
23.0 万円
本体価格
0 ~ 84 万円

スバルR1&R2のメカニズム

658cc直4DOHC16バルブスーパーチャージャーつきエンジン

658cc直4DOHC16バルブスーパーチャージャーつきエンジン

スバルR1&R2に搭載されるパワーユニットは、標準グレードの「i」(のちに追加された廉価グレードの「F」も)が658cc直4SOHC8バルブ自然吸気、ミドルグレードの「R」が連続可変バルブ機構(AVCS)つき658cc直4DOHC16バルブ自然吸気、トップグレードの「S」にはAVCSつき658cc直4DOHC16バルブスーパーチャージャーが搭載されました。
過給器付きエンジンとSOHCエンジン搭載の4WD・5MT車を除く全グレードが「環境対応車普及促進税制」に適合し、「平成22年度燃費基準+25%」を達成する高い燃費性能を誇りました。

スバルR1&R2に搭載されるCVT

スバルR1&R2に搭載されるCVT

トランスミッションは「S」にはマニュアルモードつき7速CVT、それ以外のグレードにはCVTが組み合わされました(R2の「i」グレードのみ5MTが選べました)。
駆動方式はFWDのほかにスバルが得意とするフルタイム4WDも用意されます。

スバルR1&R2のフロントサスペンション

スバルR1&R2のフロントサスペンション

スバルR1&R2のリアサスペンション

スバルR1&R2のリアサスペンション

サスペンションは、ライバルメーカーの多くの軽自動車がリアサスペンションにリジットアクスルを採用する中で、スバルは四輪独立懸架にこだわり、フロントがL型ロアアーム・ストラット、リアがデュアルリンク・ストラットを採用しています。

(R1 R)
全長:3,285mm
車幅:1,475mm
車高:1,510mm
ホイールベース:2,195mm
車重:830kg
エンジン:658cc直4DOHC ICSスーパーチャージャー
最高出力:64ps/6,000rpm
最大トルク:10.5kg-m/3,200rpm
駆動方式:FWD/4WD
トランスミッション:マニュアルモードつき7速CVT
価格:142.8万円(FWD/CVT)

(R2 i)
全長:3,395mm
車幅:1,475mm
車高:1,520mm
ホイールベース:2,360mm
車重:800kg
エンジン:658cc直4SOHC
最高出力:46ps/6,000rpm
最大トルク:5.9kg-m/5,200rpm
トランスミッション:5MT/CVT
価格:91万円

スバルR1&R2の中古車価格

スバルR1ブラックリミテッド

スバル R1 ブラックリミテッド

スバルR2の新車価格は76.65〜153.95万円、スバルR1の新車価格は113.4〜160.02万円でした。

中古車情報サイトを確認すると、R1は100台前後、R2は700〜800台ほどが中古車市場に流通していました。
販売終了から6年以上が経過し、R2は順調に価格がこなれてきているようで、標準グレードの「i」やミドルグレードの「R」なら50万円以下で上質な中古車が狙えるようです。

いっぽう、新車時の販売台数が少なかったR1は、スバル自社生産最後の軽自動車、それも個性的なクーペボディということで、低走行の「S」はかなり強気のプライスがついています。
最低でも50〜80万円程度の予算を見ておかないと良質な中古車の購入は難しいようです。
とくにモデル末期に登場したスバルR1ブラックリミテッド(「R」と上級グレードの「S」がベース)は、パールスエードと本革素材を組み合わせた専用シート、ブラックで統一されたステアリングやシフトレバー、アルミパッドつきスポーツペダルなどの特別装備が備わった人気モデルで、流通台数も極端に少なく、新車時とほとんど変わらないプレミアム価格で流通していました。


プレミアムブラッ…
87.0万円
本日の在庫
138
平均価格
48.3 万円
本体価格
9 ~ 129 万円


Fプラス 禁煙車…
23.9万円
本日の在庫
738
平均価格
27.7 万円
本体価格
0 ~ 108 万円

個性的なスバルR1&R2に乗ろう!

スバルR2

スバルR2

スバルR1&R2についてのまとめ記事はいかがでしたでしょうか? 

商業的には決して成功作とは言えないスバルR1&R2ですが、その斬新なスタイリングは時間が経過しても色褪せることがありません。
ありふれた軽自動車では飽き足らない個性的な1台を探している方には、まさにうってつけの軽自動車と言えるでしょう。

これからも個性的でユニークなスバル車の情報をお届けして行きますので、どうぞご期待下さい。

スバルの軽自動車についてはこちら

スバルの新型車の情報はこちら

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この記事の執筆者

山崎 龍この執筆者の詳細プロフィール

1973年1月東京生まれ。自動車専門誌の編集を経てフリーライターに。自動車専門誌を中心に、航空、ミリタリー、映像作品、オタクカルチャー、政治などの 様々なジャンルに寄稿する雑文ライター。 著書に『最強!連合艦隊オールスターズ』『萌えだらけのクルマ選び』(共にイカロス出版)、『「...

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