首都高の走り屋「ルーレット族」の事故がやばかった!取り締まり強化後の現在はどうなった?

深夜の首都高を、他の車をかわしながら周回する「ルーレット族」。環状族やローリング族とも呼ばれ、いわゆる走り屋に区分されます。ときには大きな事故を引き起こすこともある彼ら。今回はそんな首都高の走り屋「ルーレット族」について紹介します。

走り屋・ルーレット族とは?

走り屋とは?

みなさん、「走り屋」と聞いたらどんなイメージを思い浮かべますか?

公道を法定速度を無視して走る、違法改造を施した車で騒音を立てながら走るドライバー、なんていうイメージを思い浮かべた方もいるかもしれません。

あるいは、レーサーとして活躍した、元走り屋の土屋圭一さんや織戸学さんなどが思い浮かんだ方もいるかもしれませんね。


「走り屋」というワードには厳密な定義は実はありません。
しかし、以下のような複数の意味を持っています。

・走り屋とは、峠や高速道路等で、法定速度を大幅にオーバーして無謀な運転をしてるドライバーたち。

・周りに迷惑をかけているということを認識していない、もしくは認識していても迷惑をかけないように努力をしていないドライバーは悪い意味での走り屋。

・もちろん、周りに迷惑をかけたり公道で無謀な運転をするドライバーだけでなく、車を走らせること自体が好きで、サーキットなどで走行を楽しむドライバーも走り屋と呼ばれる。

・走り屋は車好きであるが、車好きが必ずしも走り屋であるわけではない。

どうでしょう、みなさんの思い浮かべた「走り屋」の意味と違いはありましたか?

走り屋のほとんどは運転技術を磨きたいドライバーが多く、蛇行運転や低速走行を繰り返し周りに迷惑をかける、いわゆる暴走族とは全く異なるものと言えます。

それでは、今回はそんな走り屋の中でも有名な「ルーレット族」について紹介します。

ルーレット族とは?

明日から大阪に旅立ちます。 #環状族 #シビック

JUN.Nさん(@junnrx8)が投稿した写真 -


ルーレット族とは、首都高速都心環状線を法定速度を無視して集団で走るドライバーたちのことです。

関東では芝浦、辰巳、箱崎などのパーキングエリアに夜集まり、そこを起点に周回を重ねる。
関西では、阪神高速1号環状線など、高速道路を周回しています。

走行速度が平均200km/hを超える程の速度で走るドライバーもいたそうです。

環状線では、コーナーが比較的多いため、コーナリング性能に優れたRX-7やシビック、S2000などが多く見られました。

一方湾岸線では、直線が長くパワーが必要となるため、スープラやGT-R、さらにはコルベットなどのアメリカ車やポルシェやフェラーリなどのスーパーカーまで、大排気量の車が多く走っていました。

ルーレット族のヤバすぎる事故のエピソード

2002年11月、首都高速湾岸線の東行き・空港中央ランプ付近で、走行車線を走っていた28歳男性運転のクルマが出口車線との分岐点に設置されたサンドクッションに激突し、出口車線にスピンしながら弾き飛ばされ、街路灯に衝突した勢いで大破するという大きな事故がありました。

この事故で運転していた男性、助手席に座っていた女性はともに即死しました。

運転していた男性は車外に放り出され放り出された衝撃で頭を強打し即死、助手席に座っていた女性は車が街路樹に衝突した際、車体と柱に挟まり即死しました。

この時、車は数度の衝突によりほとんど原型をとどめておらず、平面近くになるまで大きく破損していました。

ルーレット族のやばい暴走動画集

こちらの動画、おそらく撮影しているドライバーの車はRX-7でしょうか、甲高いロータリーサウンドが響きます。

他の車が多く、道が混んでいるときには速度を落として走っていますが、ルーレット族の車だけになるとまるでサーキットかのように速度を上げ、全開走行をしています。

こちらの動画は、ルーレット族のドライバーが事故する瞬間を捉えたものです。
おそらく車種は黒いR34 GT-Rでしょうか、コーナーを曲がる最中に体勢を崩し、側壁に衝突しています。

ほんの一瞬のミスが大きな事故へとつながります。
R34は今では希少車種で、市場価格も高騰しているので大切に乗って欲しいですね。

環状線を走る、ルーレット族の中でも特に「環状族」と呼ばれる人々についての動画です。

鈴鹿サーキットでは昔からシビックによるワンメイクレースが行われていたこともあり、シビックが走り屋の中でも高い人気を博しています。

動画内では実際に環状線を走り続けるドライバーがインタビューに答えていますが、環状線を走ることは「この世のどんな薬物よりも中毒性がある」と答えています。

やはり一度、深夜の環状線にこだまする甲高いエンジン音とそのスリルを体感してしまうと、逃れられないほどの虜になってしまうのでしょうか。

取り締まりが強化されたルーレット族の現在は?

大晦日から2008年の元旦にかけて、警視庁は首都高速都心環状線を暴走するルーレット族に対しての取締り検問を行いました。

初日の出暴走対策で、国交省による不正改造車の街頭検査を伴う首都高速での取締りが行われたのは、この時が初めてでした。

抜本的なルーレット族撲滅対策がいよいよなされたようです。
以来、ルーレット族の数は減少しているようで、警察によると今では全盛期の十分の一にまでその数は減ったとのこと。

やはり時代の流れでしょうか、若者の車離れも進み、走り屋そのものが減っているのかもしれませんね。

違法走行をする走り屋はもちろん非難されるべきですが、車を楽しむ若者は増えてほしいものです。

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