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オールズモビルまとめ|マッスルカーの442などの中古車価格や性能も紹介!

ランサム・E・オールズによって1897年に創業したオールズモビルは、1908年にGM傘下の自動車ブランドとなり、2004年まで操業を続けました。同ブランドからはマッスルカーの442をはじめ、数多くの名車を生み出してきました。今回はそんなオールズモビルの名車の数々と中古車価格についてご紹介します。

オールズモビルとは

オールズモビル(Oldsmobile)はGMの乗用車ブランドのひとつです。
戦前から続くキャデラックビュイック、オールズモビル、ポンティアック、シボレーの5つのディビジョンのうち、かつてはビュイックと対をなす高級車ブランドでしたが、GMのブランド戦略の見直しにより2004年に廃止されました。

1960年代までは同じ高級車ブランドでも、ビュイックは「上昇志向の高いエグゼクティブが乗るクルマ」とされていたのに対し、オールズモビルが「控え目なお金持ちの乗るクルマ」という定評がありました。
そのため、スタイリングはビュイックのような派手さはなく、高級車ながらも控え目な内外装を持っていたことが特徴でした。

オールズモビルを長年愛用していたオーナーの中には、実業家で1992年と96年の米大統領選に無所属で立候補したロス・ペロー氏がいます。

日本には戦前から輸入されており、戦後はヤナセと東邦モーターズの手で輸入されていましたが、輸入元の販売戦略の変化により、1980年代で正規輸入は終了しました。

オールズモビルの創始者 ランサム・E・オールズ

出典:http://www.offroadvehicle.ru/

オールズモビルと言っても「古い自動車」という意味ではありません。
ブランドの由来は、創業者のランサム・E・オールズから命名されたもので、独立メーカーとして創業した際の社名である「オールズ・モーター・ビークル・カンパニー」の略称です。

創業者のランサム・E・オールズ(1864年6月3日〜1950年8月26日)は、「アメリカの自動車の天才」として知られる自動車設計家で、彼が33歳のときにミシガン州ランシングに「オールズ・モーター・ビークル・カンパニー」(Olds Motor Vehicle Company, Inc)を創立して、四輪自動車の生産をはじめました。

しかし会社設立から2年後、実業家のサミュエル・スミスによって会社が買収され、社名は「オールズ・モーター・ワークス」(Olds Motor Works)に改名して、本拠地をミシガン州デトロイトに移しました。
新会社ではスミスが社長を務め、オールズは副社長兼事業部長となります。

オールズモビル・カーブドダッシュ

出典:http://www.carstyling.ru/

1901年には初期オールズモビルの代表作となるカーブドダッシュの生産を開始し、アセンブリーライン利用による初の大量生産を採用したことで成功を収めました。

しかし、経営方針を巡っての対立から04年にオールズは会社を離れ、「REOモーター・カンパニー」(日本では「レオ自動車」の名前で知られます)を立ち上げました。

同社は1936年まで乗用車を生産していましたが、以降はトラックとバスの生産に経営資源を集中し、1975年まで操業を続けました。

GM傘下に入ってからのオールズモビルの歴史

62年型オールズモビル・ジェットファイア

出典:https://blog.hemmings.com/

1908年に現在のGMの前身となる「ゼネラル・モーター・カンパニー」が設立されると、同社創業者のウィリアム・C・デュラントの拡大政策により、オールズ・モーター・ワークスは買収されてGM傘下の自動車ブランドとなります。

当初は独立時代と同じく、オールズモビルは独自にフルラインナップの自動車開発を進めていましたが、デュポンが資本参加後に発生した1929年の世界恐慌(直後にデュラントはGMから追放されます)をきっかけとして、ビュイックとともにキャデラックに継ぐ高級車ブランドとして再編され、フルサイズからミドルサイズの車両を主に生産するようになりました。

66年型オールズモビル・トロネード

出典:http://free-images.gatag.net/

1940〜60年代のアメリカ車の黄金期には、他デビジョンのプラットフォームやパワーユニットを流用しつつ、メカニズムやスタイリングに実験的な要素を積極的に取り入れたことから、ユーザーからは「走る実験室」と呼ばれるようになります。

1939年には量産車として初のATとなる「ハイドラマチック」をオプション設定したほか、62年には世界初の実用量産ターボチャージャー搭載車としてオールズモビル・ジェットファイアをリリース(同じくターボを搭載したシボレー・コルベア・モンツァと同時デビュー)するなど、GM内でも進取の機風に溢れたブランドとして知られていました。

そんなオールズモビルの技術力の頂点に君臨したのが、66年に登場したトロネードで、アメリカ車初のFWDを採用し、伸びやかで美しいスタイリングを採用したことで話題となりました。
また、70年代のオイルショック語、燃費の優れたディーゼルエンジンをいち早く搭載しました。

5代目オールズモビル・カトラス・シュープリーム

出典:http://specsen.com/

しかし、70年代後半以降はコスト削減に伴うバッジエンジニアリングによって独自性を失って行き、ビュイックとの差別化ができなくなります。
また、車体のシュリンク(小型化)にうまく対応できずに低迷しました。
さらには「控え目な高級車」というポジションが災いして、ユーザーの平均年齢層の上昇という問題を抱えるようになります。

80年代後半〜90年代中頃にかけてユーザー層の若返りを図り、エアロダイナミックスを採用したカトラス・シュープリームやオーロラ、アレーロ、SUVのブラバダなどを相次いで投入し、試乗に好評を持って迎えられましたが、低迷に歯止めを掛けるには至らず、2004年にGMはブランド消滅が決定し、107年間のオールズモビルの歴史に終止符が打たれました。


国内新規 カリフ…
148.0万円
本日の在庫
3
平均価格
148.0 万円
本体価格
138 ~ 158 万円

初代オールズモビル・オーロラ

出典:http://allfotocars.com/

オールズモビル・アレーロ

出典:https://en.wikipedia.org/

オールズモビル・ブラバダ

出典:http://consumerguide.com/


カスタムクルーザ…
148.0万円
本日の在庫
2
平均価格
223.0 万円
本体価格
148 ~ 298 万円

オールズモビルを代表するマッスルカーの442

68年型オールズモビル442

出典:https://classiccars.com/

すでに過去の存在となったオールズモビルですが、その107年間の歴史は数々の名車で彩られています。
そんなオールズモビルの中から、どうブランドを代表する1台を選ぶとすれば、やはりマッスルカーの442にトドメを刺すでしょう。

このクルマはコンパクトカー(全長5.2mを超えていますが・・・)のF85カトラスにシリーズ最強のスポーツパッケージを組み込んだモデルとして誕生しました。
442という車名は、4段フロアMT、4バレルキャブレター、デュアルエグゾーストを示しています。
心臓部には375hpを発揮する7,462ccV8OHVを搭載。
足回りはハイウェイ・パトカー用のスプリングとダンパーが装着され、特製のエアクリーナーを装備し、ノーマルのかトラスとの差別化のために、フロントとリアには「442」のエンブレムが装着されました。
68年にはW-30ラムエアもオプションで用意されましたが、71年以降は排気ガス規制のためにパワーダウンを余儀なくされました。

69年型オールズモビル442

出典:http://www.3dtuning.com/

72年型オールズモビル442

出典:http://www.barrett-jackson.com/

全長:5,220mm
車幅:1,950mm
車高:1,360mm
ホイールベース:2,950mm
車重:1,524kg
エンジン:水冷90度V型8気筒OHV
総排気量:7,462cc
最高出力:375hp/4,400rpm
最大トルク:500lb/3,000rpm
トランスミッション:4MT

オールズモビルの中古車価格

4代目オールズモビル・カトラス・シュープリーム

出典:http://momentcar.com/

オールズモビルは日本への正規輸入がストップしてから四半世紀以上が経ち、本国でのブランド廃止から10年近くが経過していることもあって、中古車サイトを確認したところ、中古車市場での流通量は全国で1桁台しかありませんでした。
流通している車両は、ローライダーのベース車両として人気が高い80年代中頃のカトラス・シュープリームがもっとも多く(原稿執筆時点で4台ありました)、他には70年代のカトラスクーペや80年代のカスタムクルーザーなどが販売されています。

オールズモビルの車種や年式はまちまちなため、中古車価格は一概に言うことはできません。
参考までに中古車価格の例を挙げると、80年代のカトラスの場合は100〜250万円、60〜70年代に生産された442は稀少車のため、市場に出てくれば400〜800万円程度で販売されると思われます(原稿執筆時点で販売車輛はありませんでした)。

また、オールズモビルは流通台数が非常に少ないため、販売価格とコンディションは必ずしもリンクしないことも少なくありません。
同じようなコンディションの車両でも、希少性から販売価格を高めに設定する中古車店もあれば、単に古いクルマとして安く売り出す店もあります。

国内ではなかなか欲しい車種が見つかりにくい状況のため、欲しいオールズモビルがすでに決まっている方は、並行輸入を得意とするアメリカ車の専門店に相談し、米本国で中古車を買いつけてもらい、中古並行というカタチで手に入れられることをオススメします。

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国内新規 カリフ…
148.0万円
本日の在庫
3
平均価格
148.0 万円
本体価格
138 ~ 158 万円


エーデル付 ベン…
58.0万円
本日の在庫
1
平均価格
58.0 万円
本体価格
58 ~ 58 万円

GMに今も生きるオールズモビルの伝統

57年型オールズモビル・ロケット88

出典:http://www.wallpaperup.com/

ブランドが廃止され、もう2度と新車が作られることのないオールズモビルですが、その歴史と伝統はビュイックに引き継がれて、現在のGMにも受け継がれています。

これからもアメリカ車の歴史についての解説記事をお送りして行きますのでどうかご期待下さい。

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