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7ナンバーは存在する?3桁・2桁の違いから軽自動車の税金や希望ナンバーなどをまとめ

自動車のナンバープレートの上段右上にある「分類番号」。最初の数字が3や5のクルマはよく見るけれど、7で始まるナンバーをあまり見かけません。法律上の分類では、存在するはずなのですが……。実はこれ、1998年から始まった「希望ナンバー制度」と大きく関わってくるのです。そしてこの7ナンバー、現在の軽自動車の発展にもちょっと関係がありました。

自動車のナンバープレートの文字や数字にはそれぞれ意味がある

ナンバープレート

なにげなく見ている自動車のナンバープレート。それぞれの文字や数字には意味があります。上段左にある地名は、そのクルマの使用を届け出た際の本拠地を意味します。その右側の1桁から3桁で表される数字は、その自動車の種別や用途によって決められた「分類番号」です。

下段左のひらがなは、自家用や事業用といったクルマの用途に応じて割り振られています。そして最も大きく表示された数字は「一連指定番号」と言い、最近では「希望ナンバー制度」のおかげで、自分の希望する番号をつけることができるようにもなりました。

なかでも分類番号は、その数字に応じて税金や保険、車検等の方法が異なってくるため、最初の数字をとって「1ナンバー」「3ナンバー」「5ナンバー」などと呼ばれたりします。その分類番号を言うだけで、そのクルマの大きさや用途がわかるからです。

3ナンバー・5ナンバーについてはこちら

自動車の区分と分類番号

●1ナンバー:普通貨物車
1、10から19まで及び100から199まで
●2ナンバー:普通自動車(定員11人以上)
2、20から29まで及び200から299まで
●3ナンバー:普通自動車(定員10人以下)
3、30から39まで及び300から399まで
●4/6ナンバー:小型貨物車
4、6、40から49まで、60から69まで、400から499まで及び600から699まで
●5/7ナンバー:小型乗用車
5、7、50から59まで、70から79まで、500から599まで及び700から799まで
●8ナンバー:特殊用途自動車
8、80から89まで及び800から899まで
●9/0:大型特殊自動車
9、90から99まで及び900から999までと0、00から09まで及び000から099まで

登録台数の増加に伴い分類番号も2桁から3桁へ

この分類番号が設けられたのは1951年からで、自動車の台数が少なかった当初は、1桁で足りていました。しかし、自動車の登録台数が増えてくると、一度登録されたナンバーは2度と使われませんから、台数の多かった5ナンバーの小型自動車から2桁が使われるようになり、順次2桁が標準となっていきます。

そして現在は、「希望ナンバー制度」導入(1998年。ただし軽自動車は2005年から)もあって、さらに番号が必要になってきたため、3桁の表示が標準となっています。

7ナンバーとは?

かつて三輪自動車の番号だった7ナンバー!今では5ナンバーと同じカテゴリーに

出典:https://ja.wikipedia.org/

さて、タイトルにある7ナンバー。現在あまり見かけませんが、上記のように分類番号としては5ナンバーと同じ、小型乗用車のための番号として存在しています。なぜ、あまり見かけないのでしょうか。

実は1984年以前の分類では、「7」は三輪小型乗用車のための分類番号でした。しかし、1960年代後半で三輪自動車の生産は終わっており、次第に登録台数が少なくなってくると、5ナンバーの2桁数字が足りなくなってきた地区より、順次7ナンバーの2桁数字が割り当てられるようになっていきます。ですから、分類番号が2桁の時代に登録されたものを、現代でも見かけることはあるかもしれません。

一方で分類番号が3桁の時代になると、500から501、502……のように再び5ナンバーから割り当てられるようになります。もちろん、そのうちに5ナンバーの数字が足りなくなれば、再び7ナンバーが割り当てられることになります。すでに人気の高い希望ナンバーに応じるため、7ナンバーを割り当てた地区も出てきているそうです。

分類番号の3桁化に伴って一時見ることの少なくなっていた7ナンバー車ですが、これから全国で増えてくることでしょう。

希望ナンバー制度とは?

自分の好きな4桁の数字を刻める

出典:http://minatoku-fuei.com/

ところで先ほどから何度も出てきた「希望ナンバー制度」について説明しておきましょう。

その名のとおり、ナンバープレートの「一連指定番号」に、自分が希望する番号を取り付けられる制度です。対象となるのは、登録自動車の自家用・事業用、および軽自動車の自家用のみです。

そして希望番号のうち、特に人気の高い希望番号が「抽選対象希望番号」として指定されています。「***1」や「***7」、「***8」といった全国一律の番号の他、各地域で指定されている番号もあります。毎週日曜日までに受け付けた申し込みに対して、月曜日にコンピュータによる抽選を実施し、当選した方のみ取得できます。

通常ナンバーを取得するのは新車や中古車を購入した時になりますから、希望番号を取得する手続きも、基本的には販売会社が代行してくれるはずです。とはいえ、移転登録や変更登録を自分で行う場合は、必要書類をそろえたうえで予約センターの窓口に行くか、ネットや郵送で申し込むことができます。ちなみに費用は、乗用車、軽自動車ともに4,000~4,500円で、光るナンバープレート(字光式)になると乗用車で5,000~6,000円、軽自動車で6,500~7,000円となります。

抽選対象希望番号以外は、全て「一般希望番号」となり、その番号が全て払い出しされていない限り取得できることになります。

軽自動車の税金について

軽三輪自動車から始まった軽自動車の進化

出典:https://www.youtube.com/

話は変わり、当初7ナンバーを割り当てていたのは、3輪乗用車でした。かつて日本では、現代では信じられないほどに、軽三輪のトラックがたくさん作られた時代がありました。

特に1950年代後半、ダイハツ工業の軽3輪トラック、「ミゼット」の登場でその生産台数はピークに達しました。だからこそ、3輪乗用車の分類番号も用意されていたのでしょう。

しかし、軽3輪の時代はすぐに終わりを告げます。生産技術の進化に伴い、安定性の高い4輪自動車に時代は変わっていくことになります。そこで軽三輪を作っていたメーカーは、乗用車よりはずっと安価に作ることができる軽自動車に目をつけ、いよいよ日本独自の規格である、軽自動車の進化が始まることになります。

軽自動車税は今年度から大幅アップ!

そして現在、維持費や税金が比較的安いために人気の軽自動車ですが、平成28年の今年4月より、軽自動車を取得する際に支払う軽自動車税が大幅に引き上げられたのはご存知でしょうか? 「平成27年4月1日以後に最初の新規検査を受けた軽四輪車等(三輪以上の軽自動車)について新税率が適用される」(総務省)とありますから、新車を購入した際には新税率が適用されているはずです。

軽自動車税の標準課税額は、自家用の四輪車に限れば以下のとおりです。
乗用:10,800円(7200円)
貨物:5,000円(4,000円)
※カッコ内が旧税額

ただし、エコカー減税適用車には、その適用条件によって75%~25%の減税措置がとられているので、車種によって確認が必要ですね。一方で初年検査より13年過ぎたものには逆に20%重課されることにもなっています。

とはいえ、同じ5ナンバーの乗用車であっても、軽自動車ではない自家用自動車の自動車税は、
排気量1リッター以下          29,500円
排気量1リッター超~1.5リッター以下   34,500円
排気量1.5リッター超~2リッター以下   39,500円
ですから、まだまだ軽自動車の税金面での優位は揺るぎません。

軽自動車なら一律の重量税で取得税は廃止の見込み

車検の時に支払う必要がある自動車重量税はどうでしょうか。自家用の軽乗用車の場合は以下のとおりです。
新車~12年以内 3,300円/年
13年~17年以内 4,100円/年
18年以降    4,400円/年
重量税は車検の際に支払っているので、期間が2年なら額は2倍になりますね。こちらもエコカー減税による減免措置があり、場合によっては100%減税されることもあるので、購入の際にはぜひ、維持費のことも考慮にいれることをお勧めします。

このほか、自動車にまつわる税金として、購入時や譲り受けた際にかかる自動車取得税があります。こちらは軽自動車の場合、「取得価額」(車両本体価格とは異なる)の2%が税額となります(軽自動車以外は3%)。もちろんエコカー減税の措置もあるので、購入の際にはよく確かめて。なお、この自動車取得税は、消費税率が10%に上げられた際には廃止される見込みです。

7ナンバー・希望ナンバー・軽自動車の税金などまとめ

ハスラーの画像

今回ご紹介してきた、7ナンバーや希望ナンバー制度、軽自動車の税金などについてまとめると以下のようになります。

●7ナンバーはかつて三輪乗用車に割り振られていたナンバー
●現在は5ナンバーと同じカテゴリーに振られ、希望ナンバー制度によって復活しつつある。
●希望ナンバー制度により、自分の好きな数字をナンバープレートに選ぶことができる。ただし人気の番号は抽選になる。
●軽自動車税は今年度より大幅に引き上げられたが、その優位性はまだまだ高い。

普段何気なくみている車のナンバーも、実は様々な意味がありましたね。
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