MOBY

フロントバンパー・リアバンパーとは|交換修理や塗装などの費用は?

愛車の顔ともいえる重要なパーツ、バンパー。車のデザインの要でもあり、またカスタマイズのひとつとして、バンパーを変えることで大きく印象を変える部分でもあります。バンパーはそもそもどんな役割を持つのか。また傷つけたり、破損したときの修理方法も合わせてご紹介します。

フロントバンパーとリアバンパー

出典:©Shutterstock.com/kvsan

リアバンパー

出典:©Shutterstock.com/kvsan

車体の前後に取り付けられているバンパーですが、前方についているバンパーをフロントバンパー、後方についているのをリアバンパーと呼びます。
どちらもデザイン性が高く、車を成すうえで欠かせないパーツですが、これは単なる飾りではありません。
それぞれにちゃんと意味があります。

フロントバンパーはなぜついている?

フロントバンパーは、車が前方から障害物などに接触した際、最初に対象に触れるものであると言えます。
現在の車の多くは、車体前方にエンジンが搭載されています。フロントバンパーはこれらの重要な部品を守り、またバンパーを取り付けていることで車体を破損などの被害から守ります。

特に、車の最先端にあるパーツですから、フロントバンパーは運転する上でなくてはならないものと言えます。

リアバンパーはなぜついている?

リアバンパーはバック時に誤って衝突してしまったり、または後続車から追突されたときなどに、車体や搭乗者を守ります。
後方からの衝撃は予測できないものが多くありますから、車体の最後方を守る、重要なパーツです。
また、運転席から見えにくい場所なので、塀や障害物に誤って擦ってしまったりしやすいパーツでもあります。

バンパーは破損しやすい

バンパーをぶつけてしまったり、ニュースなどで事故の映像を見た時、意外なほど簡単にバンパーが破損するのを見たことはありませんか?

実は、特に日本車の場合、バンパーは破損しやすくできています。
例えば車前方から衝撃を受けた際、バンパーは破損したり外れたりすることでそのエネルギーを分散させ、逃がします。そうすることで、エンジンなどの重要な部品や、何より搭乗者の体を守ります。
同時に、衝突した対象の人や物への被害をできる限り最小限にとどめる働きをします。

バンパーは素材が大事

現在の自動車のバンパーはポリプロピレンという素材で作られており、適度な柔軟性を持っている為、歩行者などに誤って触れてしまった際にも、相手方の被害を抑える働きをします。

また、ドレスアップパーツとしてのバンパーでFRP(繊維強化プラスチック)を使用しているものもありますが、こちらは加工が容易な反面、重く弾力性に欠けます。
しかし、そのデザイン性の高さから、ドレスアップパーツとしてフロントバンパー、リアバンパーを取り扱う業者にとっては、オリジナリティを出しやすい素材でもあります。

フロントバンパー・リアバンパーの考え方は国によって異なる

フロントバンパーとリアバンパー 修理 傷

出典:http://mediajuku.com/

運転中にバンパーをこすってしまったら・・・ショックですよね。
このバンパーに対する考え方の違い、日本と海外では異なることをご存知ですか?

欧米ではバンパーは傷つくもの

バンパーは衝撃を受けた際、割れたり変形したりして衝撃を和らげてくれるものである、というのは先述した通りです。
実は欧米では、バンパーはその働きの通り、傷つくもの、ぶつけるものとして認識されています。
そのため、駐車の時にバンパー同士が当たってしまっても、大きな問題になることはあまりありません。

日本では車体の一部

日本では、バンパーの働きこそ同じですが、バンパーも車体の一部と考えます。
従って、少し当たったりこすっただけでも、大きな問題になる場合があります。
また、そのような考えが浸透しているため、バンパーも車体の一部とみなして車両損害保険の対象になっています。

バンパーと車体の境目

出典:http://autos.goo.ne.jp/

現行のトヨタ・クラウンなどがよい例ですが、日本車は特に、バンパーもデザインの一部としてとらえます。
バンパーが独立したデザインという車は少なくなり、グリル・バンパー・リップスポイラーが一体型になっているデザインが多くなっています。
この流れを受け、最近の外国車にもこの流れが多くなってきました。
いずれ、海外のドライバーのフロントバンパー、リアバンパーに対する考え方も、日本風になるかもしれません。

バンパーも車検に関係がある?

海外ではいわゆる車検の制度の無い国も珍しくないので、フロントバンパーやリアバンパーについては細かい規定はありません。
しかし日本の場合は公道を走る車は車検が義務づけられています。

メーカー純正のフロントバンパーやリアバンパーは、それを装着した状態で車体を登録するので問題ありませんが、仮に社外のバンパーに交換した場合、著しく車検証に記載された全長や全幅から増減にかかわらず変更になると、車検に通りません。

また、ドレスアップ目的で車高が低くなるフロントバンパーやリアバンパーを装着した場合も、デザインや最低地上高の関係で車検が通らない可能性があります。
保安基準に適合する車に乗るように心がけましょう。

道路運送車両の保安基準 第2条
告示で定める方法により測定した場合において、その自動車の最外側から250ミリメートル以上、その自動車の高さから300ミリメートル以上突出していてはならない。

出典:http://www.mlit.go.jp/

フロントバンパー・リアバンパーを傷つけたらかかる費用と時間は?

リアバンパー 破損 修理

出典:http://www.ventiler.jp/

バンパーの修理は、大まかに分けて、交換するか、傷を目立たなくするかになります。
当然、傷の大きさやかかる手間、車体の色によって期間や価格も変わります。
ここでは一般的な乗用車での価格をお伝えします。

こすってしまった傷を修理する

修理価格の目安 
・傷の大きさ 15cm×15㎝程度 15,000円~20,000円(修理・塗装含む)
       10㎝×30センチ程度 18,000円~20,000円
・修理目安時間 数時間

バンパー修理では、フロントバンパー、リアバンパー問わず多い修理と言えます。
作業自体は単純で、傷の面をやすりなどで削ってきれいにし、パテと言われる粘土の様なもので削った所を埋め、成形したら車体の色を塗装します。
基本的な作業ですが、特にこの塗装は修理屋さんの腕の見せ所で、修理箇所がわからないように塗装をするのは技術を要します。

割れた部分を修復する

修理価格の目安
・修理費用 25,000円~50,000円(修理・塗装含む)
・代車料金 6,000円/日(業者によって異なる)
・修理目安時間 1~3日

強い衝撃がバンパーに加わった時、フロントバンパー、リアバンパー問わず、割れることで衝撃を逃がします。
割れてしまっても、適切な修理を施せばもう一度バンパーとして使用することができます。

割れてしまった場合はフロントバンパーもリアバンパーも色に違和感がないように全体の半分を再塗装するなどの手間が発生するため、時間と費用が掛かります。
また、即日修理ができない場合があると代車費用が発生する場合もあります。
5万円以上を超えるようなら、バンパーを新品に交換するのも方法のひとつです。

へこんだバンパーを戻す

修理価格の目安
・修理費用 20,000円~50,000円以上(修理・塗装含む)
・修理目安時間 数時間~1日

ポリプロピレン製のバンパーは、一か所に力が加わると、その弾力性のためへこみやすいのが特徴です。
これにはへこんだ個所に熱を当て、強く押し出すことで成形することで修理することが可能です。
損傷の割に成形自体は速くできます。
しかし、塗装が割れていたり大きくこすれたりするとバンパーの再塗装が必要になってきますので、価格が変動しやすい修理と言えます。

バンパーを交換する

修理価格の目安 
・修理費用 40,000円~100,000円以上(フロントまたはリアのバンパーの代金、修理・塗装含む)
・代車料金 6,000円/日(業者によって異なる)
・修理目安時間 1~3日

著しい破損をしてしまった場合、修理するよりも新しいバンパーに交換するほうが修理費用が安く済むことがあります。 
特にリアバンパーは面積の小さいものが多く、大きく破損しやすいことから、交換するケースがあります。
ですが、車の種類や年式でバンパーの大きさも変わりますし、同じ色に塗装済みのバンパーがあるか、新規に塗装を施すのか、などで費用・期間ともに大きく変わります。
真新しいバンパーになることで、車の表情が生き生きと蘇る効果もあります。

フロントバンパーもリアバンパーも自分で外せると修理の幅が広がる

車にもよりますが、実はプロンバンパーは比較的簡単に外れます。
フロントバンパーもリアバンパーも外せるようになると、自分でできる修理の幅が広がるだけでなく、自分がレベルアップした気になれてお勧めです。

外してみると意外に感じますが、フロントバンパーもリアバンパーもかなり大きいので、くれぐれも広いスペースのある明るい場所で行ってください。
また、作業自体は自己責任でお願いします。

タイヤハウスのねじを外す

フロントバンパー 交換 外し方 修理

出典:https://www.youtube.com/

タイヤの収まっている空間のバンパー側(フロントバンパーなら前方、リアバンパーなら後方)にねじがあるので外します。

車体底面のねじを外す

フロントバンパー 交換 外し方 修理

出典:https://www.youtube.com/

車体の下にもぐり、バンパーを止めてあるねじを外します。
この時、車高が低くて見えない場合であっても、ジャッキアップをしたまま潜り込むなどは絶対にやめてください。
車体を持ち上げたまま保持する、専用の道具を使用しましょう。

ボンネットをあけてねじを外す

フロントバンパー 交換 外し方 修理

出典:https://www.youtube.com/

ボンネットを開けて、左右のライトの間にあるネジをすべて外します。
何かの陰に隠れていたりすることはあまりありませんが、大きい車の場合には、数が多い場合があるので根気よく外していきましょう。

接続されているコードを抜く

フロントバンパー 交換 外し方 修理

出典:https://www.youtube.com/

フロントバンパーやリアバンパーにはウインカーやフォグランプ、バックライトなどが取り付けてある場合がありますが、これはカプラーという接続部分から外れます。
タイヤハウスの内側に隠されていることが多いので、注意深く見つけましょう。
カプラーは引っかかっている爪を外せば抜けます。

ゆっくりと外す

フロントバンパー 交換 外し方 修理

出典:https://www.youtube.com/

フロントバンパー、リアバンパー共に、ネジが外れれば、あとは車体とは爪で引っかかっています。
優しくバンパーを上下に揺らしながら、爪をひとつづつ外す感覚で動かすと、ゆっくり外れていきます。

コツを掴めば難しくない

最初は難しいかもしれませんが、時間をかけて慎重にやれば外せます。
とは言え、最初は外し方のわかる友人等に協力をしてもらいましょう。
フロントバンパーを外せるようになると、色々な修理ができるようになります。
より愛車に愛着がわきますよ。

フロントバンパー・リアバンパーは自分で修復できる。その方法と価格は

出典:https://www.youtube.com/

フロントバンパーもリアバンパーも、大きく車の印象を左右するパーツですから、自分で修理をすることに抵抗があるかもしれません。
しかし、あくまで自己赤んではありますが、傷の程度によってははるかに安上がりになる場合もあります。

タッチペンでバンパーの傷を消す

価格 600円前後

カー用品の専門店などでは、様々なバンパーの傷消しの道具が販売されています。
小さな傷は、タッチペンと言って、傷の上から塗ってしまうことで目立たなくすることができます。
最もお手軽で、効果の高い修理方法と言えます。

スプレーでバンパーの傷を消す

価格 800円~1500円
車と同じ色のスプレーを買ってきて塗装するという方法もありますが、こちらは技術が必要です。
というのも、車は太陽の紫外線や雨などにより、新車購入時の色から徐々に変化をしていきます。
販売しているカラーは新車時の色をしていますから、場合によっては色が少し合わないケースがあります。
また、必要な色を塗ればいい、という訳ではなく、色が塗りやす用に下地を吹いたり、色が剥げないようにクリアを吹いたりと、手間も時間もかかりますので注意してください。

気にならない、という方や塗装の腕に覚えのある方は問題ありませんが、初めての試みとしては、慎重に行うのがよいでしょう。
コツは一か所に集中してスプレーを当てず、何度も薄く塗り重ねるようにすることです。

バンパーのへこみも自分で治せる?

価格 0円(電気代がかかります)

現在の車のフロントバンパーとリアバンパーの素材の主流であるポリプロピレンは、熱変形しやすいという特徴があります。
バンパーのへこみはその性質を使用して実は自分で治すことができます。
使う道具はドライヤーです。
へこみの深さと大きさにもよりますが、家庭用のドライヤーを温風でへこんだ個所に10分以上当て続けます。
すると、熱を加えている個所が熱で段々柔らかくなってきます。
そこに、ハンマーの柄や丸太など、硬くて丸みのあるものでバンパーのへこみの裏側からゆっくり押し付けていきます。
すると、へこみが修復され、元の形に戻ります。
この手法は、メーカー純正のバンパーには有効ですが、社外のFRP素材のバンパーには使用できませんので注意してください。
また、大きなへこみに対して行う場合はフロントバンパー、リアバンパー問わず取り外して行うと作業効率がアップします。

フロントバンパーもリアバンパーも車の顔

車の顔

出典:©Shutterstock.com/Vladimiroquai

フロントバンパーとリアバンパーの特徴だけでなく、修理方法やその費用にも触れてみましたが、いかがでしたか?
フロントバンパーもリアバンパーも車の印象を決める重要なパーツです。
そしてそれは、デザイン性のみならず、車にとってとても重要な部品でもあります。

いつまでも傷のない、ピカピカのバンパーでいられるように、こすったり傷つけたりしないことはもちろん、愛車をメンテナンスしていつも自慢の車であるようにしましょう。

修理やメンテナンスに関連するおすすめの記事

関連キーワード
キーワードからまとめを探す


関連する車種/メーカー
車種/メーカーからまとめを探す