1ナンバーの維持費のメリットとは?税金や車検から高速料金を3ナンバーと比較!

同じ車種でもナンバーの違いによって維持費が大きく変わることがあります。1ナンバーについて、車検や重量税などの税金、保険料、高速料金などを3ナンバーと比較して維持費のメリットを解説します。1ナンバーは普通免許で運転できるのか?という疑問にもお答えします。

1ナンバーとは?

1ナンバーのナンバープレート

出典:http://tasukobo.jp/

自動車はナンバーごとに税金が違う?保険料が違う?といった話に興味を持つ人も多いでしょう。
3ナンバーの普通自動車にお乗りの方なら、1ナンバーの方が税額が安いという話を聞いたことがあるかもしれません。
ナンバーによって税金が安くなるのでしたら、ぜひ変えたいと考えてしまいますよね。
それではこの1ナンバー、どのような車につけられるのでしょうか。

1ナンバーはどのような車につけられるのか

『1ナンバー』とは、自動車のナンバープレートの右上にある、自動車の種類や用途などを区分している分類番号が「1」で始まるナンバーを持つ自動車のことです。
この1ナンバーの分類は「普通貨物自動車」につけられます。

分類の順序は、まず道路運送車両法が定める自動車の種別として、長さ4.70m、幅1.70m、高さ2.00m、排気量2,000cc以下の枠を超えるものが「普通自動車」となります。

次に普通自動車としての用途区分が「貨物自動車」に該当するかですが、

・荷室を最大にした場合、荷室の床面積は1m2(平方m)以上あること
・荷物の積卸口の開口部は縦横800mm×800mm以上
 かつ、鉛直面への投影面積が0.64m2(平方m)以上あること
・座席と荷室との間に適当な隔壁又は保護仕切等を備えたものであること
・座席を最大に利用した場合に、残された荷室の床面積が座席の床面積より大きいこと
・同様の場合に、荷室に積載できる貨物の重量が座席に乗車できる人員の重量より大きいこと

これらの条件を満たせば「普通貨物自動車」として1ナンバーが交付されます。
実際に1ナンバーを付けている車の多くは大型トラックとなります。

道路運送車両法施行規則 別表第一(普通自動車、小型自動車の種別)※抜粋

普通自動車 小型自動車、軽自動車、大型特殊自動車及び小型特殊自動車以外の自動車
小型自動車 四輪以上の自動車及び被けん引自動車で自動車の大きさが長さ4.70m以下、幅1.70m以下、高さ2.00m以下に該当するもののうち軽自動車、大型特殊自動車及び小型特殊自動車以外のもの(中略)にあつては、その総排気量が2.00L以下のものに限る。

出典:http://law.e-gov.go.jp/

自動車の用途等の区分について(依命通達)※貨物自動車等の抜粋

1. 物品積載設備の床面積
自動車の物品積載設備を最大に利用した場合において物品積載設備の床面積が1m2以上あること。
2. 構造及び装置
当該自動車の構造及び装置が3-1-1又は3-1-2に該当するものであること。

(1) 物品積載設備の床面積と乗車設備の床面積
自動車の乗車設備を最大に利用した場合において、残された物品積載設備の床面積が、この場合の乗車設備の床面積より大きいこと。
(2) 積載貨物の重量と乗車人員の重量
自動車の乗車設備を最大に利用した場合において、残された物品積載設備に積載し得る貨物の重量が、この場合の乗車設備に乗車し得る人員の重量より大きいこと。
(3) 物品の積卸口
物品積載設備が屋根及び側壁(簡易な幌によるものであって、その構造上屋根及び側壁と認められないものを除く )によっておおわれている自動車にあってはその側 面又は後面に開口部の縦及び横の有効長さがそれぞれ800mm以上で、かつ、鉛直面(後面の開口部にあっては車両中心線に直角なもの、側面の開口部にあっては車両中心線に平行なものをいう )への投影面積が0.64m2以上の大きさの物品積卸口を備えたものであること。ただし、物品積載設備の上方が開放される構造の自動車で、開口部の床面への投影面積が1m2以上の物品積卸口を備えたものにあっては、この限りでない。
(4) 隔壁、保護仕切等
自動車の乗車設備と物品積載設備との間に適当な隔壁又は保護仕切等を備えたものであること。ただし、最大積載量500㎏以下の自動車で乗車人員が座席の背あてにより積載物品から保護される構造と認められるもの、及び折りたたみ式座席又は脱着式座席を有する自動車で乗車設備を最大に利用した場合には最大積載量を指定しないものにあってはこの限りでない。

出典:http://www.mlit.go.jp/

1ナンバーは普通免許で運転できる?

1ナンバーは普通免許で運転できる?

1ナンバーには普通免許で運転できる車とできない車がある

「普通貨物自動車」とは言っても、大型トラックが多い1ナンバーは大型免許などが必要なのではと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

道路交通法では、普通免許で運転できる車両は

・車両総重量5,000kg未満
・最大積載量3,000kg未満
・乗車定員10人以下

と規定されていて、この条件さえ満たしていれば実は車体の大きさやナンバー登録の区分は関係ありません。
逆に、1つでも超えてしまうと普通免許では運転できなくなります。

道路交通法や道路運送車両法、通達の内容が入り組んでいてとても分かりにくくなっていますが、1ナンバーに分類される普通貨物自動車のうち、車両総重量などの条件を満たす車であれば普通免許で運転できる、ということです。

なお、平成29年3月12日より改正道路交通法が施行され、施行日以降に普通免許を取得した場合は、車両総重量が3,500kg未満、最大積載量は2,000kg未満にそれぞれ引き下げられることが決まっています。

道路交通法施行規則(自動車の種類)

第二条  道路運送法第三条 に規定する自動車の区分の基準となる車体の大きさ及び構造並びに原動機の大きさ(以下この条において「車体の大きさ等」という。)は、次の表に定めるとおりとする。
(中略)
中型自動車 大型自動車、大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車及び小型特殊自動車以外の自動車で、車両総重量が5,000kg以上11,000kg未満のもの、最大積載量が3,000kg以上6,500kg未満のもの又は乗車定員が11人以上29人以下のもの
普通自動車 車体の大きさ等が、大型自動車、中型自動車、大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車又は小型特殊自動車について定められた車体の大きさ等のいずれにも該当しない自動車

出典:http://law.e-gov.go.jp/

3ナンバー車を1ナンバーに変えるには?

重量税や自動車税の削減のため、5ナンバーを4ナンバーへと変更することがあります。
車種や年式にもよりますが、同じように3ナンバーの「普通自動車」を1ナンバーの「普通貨物自動車」へ変更することも可能です。

ナンバーを変更するためには、先に述べた「貨物自動車」の要件を満たすように構造変更をしたうえで陸運局で構造の変更を申請をして、 車検証の記載内容を変更する必要があります。
これを「構造等変更検査」といい、検査費用として2,100円がかかります。

3列目のシートやリクライニング機能の撤去など、構造変更は専門の業者でなければ対応が難しい場合もありますので、変更する際には十分確認をするようにして下さい。

1ナンバーと3ナンバーの車検や税金は?1ナンバーの税金は安い!

1ナンバーの車検と税金

同じ車種の自動車でも1ナンバーと3ナンバーで、それぞれの車検や重量税などの税金、自動車保険はどのようになっているのでしょうか。

ここからは1ナンバーと3ナンバーを選ぶことのできるトヨタのランドクルーザー100(ガソリン車)を例に、それぞれのナンバーの維持費について比較してみましょう。

1ナンバーは普通免許で運転できる?

出典:http://www.goo-net.com/


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1ナンバーは毎年車検が必要!

重量税など車検のタイミングで支払う費用もありますので、税額の比較の前にまず1ナンバーと3ナンバーの車検についてみてみることにします。

1ナンバーの自動車は車検が年に1度必要です。
3ナンバーの自動車は2年に1度ですので、車検の手間は増えることになります。

車検の手数料として支払う印紙代は1回につき1,800円、部品交換などの費用はそれぞれの自動車によって変わりますが、参考金額を40,000円として2年分を計算すると

【トヨタ ランドクルーザー100(ガソリン車)の車検費用】
◆1ナンバーの場合
・部品代:80,000円(40,000円×2年)
・印紙代:3,600円(1,800円×2年)
 合計 83,600円

◆3ナンバーの場合
・部品代:40,000円
・印紙代:1,800円
 合計 41,800円

となります。

1ナンバーは維持費が安いと聞いていたのに、逆に車検費用が2倍じゃないか!と思われたかもしれません。
それはこれからご紹介する重量税、自動車税の差が大きいからなのです。

1ナンバーと3ナンバーの重量税

重量税は車検ごとに支払う、車両の重さ(0.5kgごと)によって変わる税金で、軽自動車は車重によらず税額は定額となっています。

また初年度登録から13年と18年を経過すると税額が変更になります。

【トヨタ ランドクルーザー100(ガソリン車)の重量税】
◆1ナンバーの場合
・初年度~13年:24,600円(12,300円×2年)
・13年超~18年:34,200円(17,100円×2年)
・18年超~:37,800円(18,900円×2年)

◆3ナンバーの場合
・初年度~13年:41,000円
・13年超~18年:57,000円
・18年超~:63,000円

ご覧のとおり、1ナンバーの重量税は3ナンバーより4割も安くなっています。

1ナンバーと3ナンバーの自動車税

毎年5月頃になると市役所から税金の通知書が届くのが自動車税で、毎年4月1日時点で自動車の車検証に記載されている所有者に課税されます。

自動車税も重量税と同じように初年度登録からの年数によって税額が変わりますが、変更のタイミングは13年を経過した時のみとなります。

【トヨタ ランドクルーザー100(ガソリン車)の自動車税】
◆1ナンバーの場合
・初年度~13年:32,000円(16,000円×2年)
・13年超~:35,200円(17,600円×2年)

◆3ナンバーの場合
・初年度~13年:176,000円(88,000円×2年)
・13年超~:202,400円(101,200円×2年)

車検と比較のタイミングを合わせるためにそれぞれ2年で計算していますが、1ナンバーになると大幅に金額が下がることが分かります。

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