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徐行の意味や運転速度から徐行場所まで!安全地帯は徐行が本当に必要?

自動車学校を卒業した瞬間に習ったことを忘れてしまった、という人も中にはいるのではないでしょうか。少しだけおさらいをしましょう。今回は徐行の意味について。徐行の運転速度や徐行をする場所、安全地帯で徐行は必要?などを紹介します。

徐行の意味と運転速度とは?

徐行の意味は?

自動車学校を卒業した途端、習っていたことをすっかり忘れ、いざ標識を目の前に「えーと、この意味は…」と悩んだ経験をした人はいませんか?
特に「徐行」に関しては思い込みや勘違いをしている人が多く、うっかりして違反切符を切られたことがある人もいる事でしょう。

気を引き締めて運転するために、今回は「徐行」についておさらいします。

徐行の意味とは?

徐行 車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。

出典:http://law.e-gov.go.jp/

道路交通法第2条には徐行について、このように定義されています。
何となく曖昧な印象で、具体的に何キロからが「徐行」というのか、良く分からない定義ですね。

徐行の定義は「すぐに停まることができる速度」ですので、状況や場所によって変化するものと考えられます。

徐行の運転速度は時速何キロ?

徐行の具体的な数値は法律では書かれていませんが、車での徐行は「10キロ以下の速度」が適切であると言われています。
警察庁交通局交通企画課長は、自転車ですと「4、5キロ」と国会で発言しているそうです。

どちらにしても、歩行者や他の自動車との事故を避けるために徐行の必要があります。ですので、標識や徐行をしなければいけない場所ではスピードを落としましょう。

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徐行が必要な場所とは?

道路にある徐行の標識

出典:http://www.sanko-kikaku.com/

道路交通法によると、徐行が必要な場所は以下のように定められています。

第42条 (徐行すべき場所)
車両等は、道路標識等により徐行すべきことが指定されている道路の部分を通行する場合及び次に掲げるその他の場合においては、徐行しなければならない。
(1) 左右の見とおしがきかない交差点に入ろうとし、又は交差点内で左右の見とおしがきかない部分を通行しようとするとき。(当該交差点において交通整理が行なわれている場合及び優先道路を通行している場合を除く)
(2) 道路のまがりかど附近、上り坂の頂上附近又は勾配の急な下り坂を通行するとき。

出典:http://ihan.jp/

まとめると、
・道路標識で「徐行」の表示がある場所
・上り坂での頂上周辺
・急な下り坂
・信号機がない、見通しが悪い交差点
・道路の曲がり角周辺
これらの場所では徐行をしなければなりません。

徐行が必要な状況とは?

次はどういった状況で徐行が必要なのかを紹介します。

・駐車場など、車道の外に出るための左折・右折時
・交差点での左折・右折時
・停車している通園・通学バスの側面を通る時
・子供・身体障害者・高齢者などが通行している時
・歩行者用の道路を通過する時
・歩行者と車が近く、危険だと判断した場合
・ぬかるみや水たまりの上を通過する時

事故が発生しやすい交差点付近、停車中の車を通るとき、歩行者が車道に飛び出してくる可能性があるときなど、危険予測によって危険回避ができる場面が徐行をしなければならない状況として定められている傾向にあります。

安全地帯でも徐行が必要か?

安全地帯での徐行は?

出典:https://www.youtube.com/

路面電車の乗り降りの際に設けられている安全地帯。
この場合の徐行については人の有無で変わりますので、自動車学校の筆記試験では引っかけ問題として出題されます。

安全地帯での徐行について、おさらいをしておきましょう。

安全地帯とは?

交差点付近や歩行者の安全を守るため、路面電車などに黄色の枠線や白い斜線が描かれている場所が安全地帯です。

車両は、安全地帯又は道路標識等により車両の通行の用に供しない部分であることが表示されているその他の道路の部分に入つてはならない。

出典:http://law.e-gov.go.jp/

道路交通法ではこのように定められていますので、原則として車両が安全地帯に進入してはいけません。

また安全地帯の側を通過する時は徐行をする必要がありますが、以下のように定められています。

安全地帯に人がいる時

安全地帯に人がいる場合は、徐行する必要があります。
しかし路面電車の場合でしたら、安全地帯から1.5m以上の間隔が取れるとき、徐行しつつ通過することができます。
乗り降りをする人が見えた時は、電車の後方で停止して待つようにして下さい。

安全地帯に人がいない時

安全地帯に人が見当たらない場合ですと、徐行の必要はありません。

ただし、人がいるのかどうかが分からない場合、もしも人がいると違反となる場合があります。
そのため人の有無が確認できない場合は、徐行をした方が安心という事になりますね。

徐行違反をするとどうなるか

徐行をしないと事故につながる事も

ここからは徐行違反をした場合の罰則について紹介します。

道路交通法によると、徐行をすべき場所で正しく徐行をせずに通行した場合は徐行違反として、違反切符と反則金に課されます。
具体的な徐行違反の名称と違反点数、反則金は以下の通りです。

歩行者用道路徐行違反

歩行者用の道路を通行する際、徐行を怠った時は歩行者用道路徐行違反とみなされます。
違反点数は2点で、酒気帯びが認められた場合は0.25mg/l以上で25点、それ以下では14点となります。
反則金は普通自動車で7,000円、大型車9,000円となります。

ただし警察署長の許可を受けた車両においては、違反とならない場合もあります。

安全地帯徐行違反

安全地帯に人がいるにも関わらず、通過する時に徐行をしなかった場合は安全地帯徐行違反とされます。
違反点数は上記と同じで、通常2点、違反金は普通車7,000円が課せられます。

なお、過去3年以内に前歴(免許停止処分)が2回以上ある状態で安全地帯徐行違反を犯した場合は、免許停止処分となります。

徐行場所違反

徐行違反を見とがめられると、「徐行場所違反」とされ、違反切符を切られる事になります。
違反点数は通常の場合2点で、反則金は普通自動車で7,000円となります。

水たまりでぬかるんだ道を通行するとき、つい徐行を怠ってしまう事がありますが、取り締まりの対象となりますので注意しましょう。

泥はね運転違反

泥はね運転違反は道路交通法第71条により、ぬかるみや水たまりの上を通行する際は泥よけ器を使用し、歩行者や他の車の迷惑にならないよう注意する必要があります。
違反をすると、普通自動車の場合は6,000円、大型車7,000円の反則金となります。

日本の道路は整備された道路が多く、泥はねが続く道は少ないでしょうが、そのような道路を通行する際は気をつけて運転しましょう。

徐行には意味がある!徐行すべき場所と状況を守りましょう

徐行などに注意して運転をしましょう

徐行の意味について、速度や徐行すべき場所、安全地帯での徐行などを紹介しました。
うっかり見落としがちな徐行ですが、きちんと意味があって設けられているものです。
事故を防ぐためにも、正しい道路標識の意味を知り、安全運転を心がけましょう。

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