フォード・エスケープまとめ|日本でもお手頃なSUV?中古車価格や燃費など

フォード・エスケープはマツダとフォードの共同開発で生まれたコンパクトSUVです。新車時の人気はいまひとつでしたが、スタイリッシュなデザインと高い実用性が魅力の1台です。今回はそんなエスケープの魅力に迫ります。中古車価格、燃費についてもご紹介!

フォード・エスケープってどんな車?

初代フォード・エスケープ

出典:http://www.favcars.com/

フォード・エスケープは、フォード・モーター社(以下、フォード社)が製造・販売するコンパクトSUVです。

オフロード走破性を考慮しつつ、オンロードでの操作性やデイリーユースでの使い勝手を重視して開発されました。

初代エスケープは、コンパクトSUVのマツダ・トリビュートの姉妹車で、日本を含むアジア市場では2000年から後継車種のクーガが登場する2013年まで販売されましたが、それ以外の地域では2代目、3代目も登場しています。

エスケープの生産は姉妹車のトリビュートとともに、右ハンドル車がマツダの防府工場で、左ハンドル仕様がフォードの米国カンザスシティ工場で行われていました。

しかし、両車とも日本市場では販売不振となったため、マツダがトリビュートの生産を終了した2006年からは、日本を含むアジア向け仕様車は台湾・福特六和汽車 (Ford Lio Ho Motor) の工場で生産されました。

そのためフォード・エスケープは2006年までは日本国内生産、それ以降は台湾からの輸入車になりました。

姉妹車のマツダ・トリビュート

初代フォード・エスケープの姉妹車のマツダ・トリビュート

※マツダ広報写真

フォードエスケープの2.3XLTのスペック

全長:4,480mm
車幅:1,845mm
車高:1,730mm
ホイールベース:2,620mm
車重:1,550kg
エンジン:直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:2,260cc
最高出力:157ps/6,000rpm
最大トルク:20.4kg-m/4,000rpm
サスペンション(前):マクファーソン式ストラット
サスペンション(後):独立懸架マルチリンク
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ディスク
タイヤサイズ:215/70R16


LX
55.1万円
本日の在庫
6
平均価格
32.1 万円
本体価格
19 ~ 55 万円

フォードとはどんなブランドなの?

フォードエンブレム

出典:http://www.zeroto60times.com/

フォード社は、1903年に「世界の自動車王」ことヘンリー・フォード1世が創業した自動車メーカーで、本社は米国ミシガン州ディアボーンにあります。

フォード社は自動車の大量生産を実現するために大規模な「マネジメント(科学的管理法)」を取り入れ、2013年からは組立工程にベルトコンベアを導入した「ライン生産方式(流れ作業)」を取り入れました。

自動車を短時間に効率的に生産できる近代的な工場設備、従業員に高賃金を支払うことで士気を鼓舞し、同時に自社の消費者とする生産・販売戦略、1台当たりの生産コストの低減などを組み合わせたフォードの生産方式は「フォーディズム」の名で世界的に知られるようになりました。

フォード社は創業以来、大衆車の量産を旨としており、実用的な道具としてのクルマ作りを今日まで続けてきました。

そうしたことから“働くクルマ”としてのライトトラック、そしてそこから派生したマルチパーパスカー(汎用車両)としてのSUVを早い段階から市場に投入していました。

フォード社のSUV第1号となったのは、今から半世紀前の1966年に登場した初代ブロンコで、オフロード走行を考慮し、フレームやサスペンションは専用設計のものが与えられていました。

コンパクトで扱いやすい車体と高い走破性から初代ブロンコの実用性は極めて高く、農村部を中心に人気を博しました。

モノコックボディながらオフロード走行性能を重視したフォード・エスケープは、こうした初代ブロンコのDNAを受け継いだモデルと言えるでしょう。

フォード・エスケープの歴史

初代フォード・エスケープ(前期型)

出典:http://www.goo-net.com/

姉妹車のマツダ・トリビュートに遅れること1カ月。2000年12月に初代フォード・エスケープは登場しました。

フォードとマツダの共同開発で誕生したエスケープ/トリビュートは、カペラなどの乗用車に使用されていたマツダGFプラットフォームをベースに、新規開発されたSUV用のフォードCD2プラットフォームを採用しています。

搭載されるエンジンは、当初はフォード製2,967ccV6DOHCとマツダ製1,988cc直4DOHCの2種類が用意されていましたが、2003年のマイナーチェンジで直4エンジンは可変バルブタイミング機構付きのマツダ製2260ccに切り替えられました。

05年1月のマイナーチェンジでは、フルタイムAWDシステムが変更され、従来のロータリーブレードカップリングを用いたトルク分配型の「コントロール・トラック」から、通常は燃費向上のために限りなくFFに近い状態で機能し、路面状態が悪化した場合のみ、後輪にも自動的にエンジントルクを配分する「コントロール・トラックII」へと新たに変更されました。

前述の通り、日本国内の販売不振により05年末でマツダ・トリビュートは生産を中止。
06年からエスケープは生産拠点を台湾に移して生産が継続されることになりました。

初代フォード・エスケープ(中期型)

出典:http://www.goo-net.com/

2006年6月にはフロントマスクのフェイスリフトが行われ、スモークアウトした4灯式ヘッドランプ、ウィンカーレンズ内蔵のドアミラーなどが採用されました。

初代フォード・エスケープ(後期型)

出典:http://www.goo-net.com/

2008年2月に4度目のマイナーチェンジを受けて、フロントマスクはニューデザインの3本のクロムバーを配した大型グリル、横長で大型化したヘッドライトとエアインテーク、ボディサイドへと流れる水平ラインのフォグランプベゼル、フロントフェンダーには新たにエアベントを採用してイメージをガラリと変えました。

初代フォード・エスケープ(最終型)

出典:http://www.goo-net.com/

2009年11月には最後のマイナーチェンジが行われ、フロントグリルをハニカムデザインに変更。
さらにフロントバンパーの開口部を拡げるなどフェイスリフトが行われました。

フォード・エスケープ・ハイブリッド

初代フォード・エスケープ・ハイブリッド

出典:http://spidercars.net/

なお、日本では未発売でしたが、北米市場向けには世界初のハイブリッドSUVとなる「フォード・エスケープ・ハイブリッド」が2004年に追加されています。

エンジンはアトキンソンサイクル化したマツダ製2260cc直4で、アイシンAWと共同開発したシステムが搭載されました。

2代目フォード・エスケープ(日本未発売)

2代目フォード・エスケープ(北米仕様)

出典:http://spidercars.net/

北米での初代フォード・エスケープの販売終了から1年後、2007年に2代目エスケープが発表されました。

プラットホームとV6エンジンンは先代から流用していますが、直4エンジンは新たに2,488ccの「デュラテック25」に換装されました。

組み合わされるトランスミッションは、4速AT、6速ATのほかに5速MTの設定もありました。
ハイブリッドモデルも引き続き用意されていました。

なお、北米工場で生産されていた姉妹車の北米向けマツダ・トリビュートは、この代を最後に生産終了となります。

3代目フォード・エスケープ(日本未発売)

3代目フォード・エスケープ(北米仕様)

2012年に登場した3代目フォード・エスケープは、世界戦略車の2代目フォード・クーガをベースにした北米仕様車として販売されます。

そのため、従来までのコンパクトSUVとしての成り立ちは打って変わり、クロスオーバーSUVへと変貌しました。

スタイリングはフォード社のデザインアイコンである「キネティックデザイン」が採用されています。

プラットフォームは3代目フォーカスで使用されたC1プラットフォームの改良版を採用。
駆動方式はフルタイム4WDのほかFFを選べ、エンジンはダウンサイジングコンセプトの1497cc直4DOHCターボ「エコブースト」が採用されています。

組み合わされるトランスミッションは、5ATと6AT のほか、6MTも用意されます。

日本市場を含む北米以外の地域では「クーガ」の名称で販売されています。

フォード・エスケープの燃費

初代フォード・エスケープのリアビュー

出典:http://www.favcars.com/

国交省に届け出のあったフォード・エスケープの10・15モード燃費は、初期型の2.0XLTが9.2km/L、3.0XLTが8km/L、中期型以降の2.3XLTが9.3〜11km/Lとなっています。

実燃費は2.0XLTが8〜9km/L、3.0XLTが7〜8km/L、3XLTが9〜10km/Lほどです。
カタログ燃費と実燃費の差はあまり大きくありません。
ちなみにガソリンはレギュラーで走ります。

フォード・エスケープ中古車価格は?

初代フォード・エスケープ中期型

出典:https://en.wheelsage.org/

中古車情報サイトを確認したところ、長い販売期間にもかかわらずフォード・エスケープのタマ数はそれほど多くはなく、全国で30〜50台前後しか売り物がありません。
その約半数が後期モデルで、前期モデルと中期モデルはそれぞれ1/4ずつとなります。

前期モデルはもっとも新しいモデルでも10年落ちということで中古車価格は割安感があり、50万円以下の予算で充分購入できます(過走行車の中には1桁万円のクルマもありました)。

中期モデルや後期モデルも順当に値段を下げており、70〜100万円ほどの予算で良質な中古車が購入できるようです。

なお、姉妹車のマツダ・トリビュートも中古車市場は似たような状況で、流通台数も大差がなく、販売価格はエスケープ前期型と同じく、30〜60万円程度の予算で充分に狙えます。

エスケープの購入を考えている方で年式にこだわらない方は、姉妹車のトリビュートも選択肢に含めるとよろしいでしょう。


XLT 4WD …
119.0万円
本日の在庫
9
平均価格
69.4 万円
本体価格
48 ~ 119 万円

フォード・エスケープは日本でもお手頃なSUV?

初代フォード・エスケープ最終型

出典:http://www.autogaleria.hu/

フォード・エスケープについてのまとめ記事はいかがでしたでしょうか?

フォード・エスケープは基本設計がしっかりした丈夫なクルマですので、トラブルが少なく、年式が古くとも良質な中古車を購入すればまだまだ楽しめます。そうした意味では中古車としてのお買い得感が高い、お手頃なSUVと言えるでしょう。

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