車を守る?ブースト計の必要性から意外な使い方と取り付け方法まで完全網羅!

ターボ車の必須アイテムとも言われる「ブースト計」走リ屋の装備と思われがちですが、使い方によっては愛車のコンディションを知る手掛かりにもなります。 今回の記事では、そんなブースト計について、その必要性や取り付け方について説明します。 また、接続方法別の種類や意外な活用方法についてもご紹介します。

ブースト計とは?

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ブースト計は、タービンによってエンジンに強制的に送り込まれる圧縮された空気の圧力(過給圧)を表示するメーターで、ブーストメーター、ターボ計、ターボメーターなどとも呼ばれます。

過給圧が高いほどエンジンはたくさんの空気を得ることができるのでパワーは上がりますが、エンジンやタービンが耐えられる過給圧には限界があり、限界を越えるような過給圧をかけ続けるとエンジンやタービンが壊れる原因となります。

ブースト計の必要性は?

ブースト計の必要性

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一昔前のターボ車はある回転数に達すると急激にパワーが上がる、いわゆる「どっかんターボ」と呼ばれるものが多く、ドライバーがどのくらいの回転数からターボが効き始めるのかを知るためにブースト計が必要とされました。

現在のクルマは細かく電子制御されてターボパワーが扱いやすくなり、エンジンやタービンの強度も余裕をもって設計されているので、チューニングをしていない車ではブースト計の必要性は以前と比べて薄れているかもしれません。

それでも、走行しているうちに過給圧がいつもより低くなったりした場合にはタービン周辺の配管が抜けていたり、劣化によるヒビ割れから空気が漏れている可能性に気付くことができるので、ターボ車には付けておくと安心であることに変わりはないでしょう。

また、ブースト計には意外な使い方もあります。

アイドリングの表示でオイルの交換時期がわかる?

通常、アイドリング時はタービンによる過給がかからないので、ピストンが下降することによって負の圧力となります。
そのためブースト計の表示もマイナスとなりますが、これが0に近づいてくるとエンジンオイルの劣化が疑われます。
エンジンオイルは潤滑剤であるとともにシリンダーの気密を保つ役割があり、オイルが劣化して気密性が低下したまま放置しているとピストンリングの摩耗やシーリングの劣化など、より大きな問題につながります。

ターボ車に乗られている方はオイル管理にも気を配っていると思いますが、ブースト計をオイル交換時期の目安に使うこともできます。

エコドライブにも

アクセル操作に敏感に反応する特性を利用して、ブースト計の針が急に動かない運転を心がけるようにすると急発進や急加速の少ないエコドライブができます。
ブースト計でなるべくターボを効かせないようにするというちょっと面白い使い方ですが、乗り心地もよくなって同乗者の好感度もアップするのではないでしょうか。

ブースト計の種類

ブースト計の種類

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ブースト計には、接続方法によって機械式、電子式、OBD2接続の3種類があります。

機械式のブースト計

機械式ブースト計は、タービンからの過給圧をホースから直接メーターに繋いで数値を表示します。

◆メリット
 ・メーターの構造を簡単にできるので価格が安い
 ・ホースを直接メーターにつないでいるので反応が早い
◆デメリット
 ・ホースをエンジンルームから直接車内に引き込まなければならない


電子式のブースト計

電子式ブースト計は、ホースをセンサーやサーバーと呼ばれる機器に繋ぎ、センサーから電気配線で接続されたメーターに数値を表示します。

◆メリット
 ・メモリー機能があり、最高値やワーニングを出す数値を記憶できる
 ・センサーをエンジンルームに取り付けて電器配線のみ車内に引き込むことができる
◆デメリット
 ・メーターやセンサーが電子機器になるので機械式に比べて価格が高い
 ・数値を電子信号に置きかえるため機械式に比べて若干反応が遅い


OBD2接続式のブースト計

このOBD接続式は他の2つとは異なり、エンジンルーム内でホースの接続を必要としません。
故障診断コネクターとも呼ばれるOBD2コネクターから車両信号を電子的に取得して、メーターに数値を表示します。

◆メリット
 ・車内にあるOBD2コネクターに繋ぐだけなので簡単に設置できる
 ・電源もOBD2コネクターから供給できるので配線もコンパクト
◆デメリット
 ・取り付けする車種ごとに適合しているかを調べる必要がある
 ・車両信号を読み取るので機械式、電子式に比べて反応が遅い



過給圧を表示する機能に差はないので、それぞれのメリット・デメリットを参考に気に入ったデザインや必要な機能があるものを選ぶとよいでしょう。

ブースト計の取り付け方

ブースト計取り付け1

出典:http://www.eris.ais.ne.jp/

ブースト計の取り付けは、機械式と電子式についてはエンジンルーム内で過給圧を取る配管、一般にはインタークーラーからエンジン本体までの間(サージタンク)から出ている配管をT字パイプで分岐し、必要なホースや配線をグロメットやサービスホールから車内のメーターまで引き込みます。

ブースト計の取り付け2

出典:http://minkara.carview.co.jp/

OBD2接続式の場合は、車内にある故障診断コネクターに車両信号を取得するユニットを接続します。

メーター本体の配線を接続したら、製品に付属しているマウントブラケットを利用してダッシュボードなどに取り付ければ終了です。

ブースト計取り付け3

視界やスピードメーターなどの読み取りの邪魔にならない場所に、しっかりと固定するようにしましょう。

ブースト計はターボ車に必須のアイテム

ブースト計は必須アイテム

ブースト計に関する記事はいかがでしたでしょうか?

単に過給圧の状態を見るだけではなく、普段のコンディションを知っておくことで故障から愛車を守る手段の1つになることもお分かりいただけたと思います。
デザインも様々な製品があるので、ドレスアップの一環としても満足度の高いパーツですね。

追加メーターの中でもブースト計は取り付けも容易ですので、ターボ車にお乗りの方は導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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