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ナルディ(NARDI)のおすすめステアリング3選|価格や評判で比較!

イタリアの「ナルディ(NARDI)」は「MOMO」と人気を二分するステアリングホイールメーカーです。創業は1932年と古く、カー用品製造では世界的に見ても老舗です。今回は同社の製品の中からタ3種類のステアリングホイールをご紹介します。

ナルディステアリングとは

ポルシェ356に標準装着されたナルディ・ステアリングホイール

ナルディは1932年に創業したイタリアのロンバルディア州ヴァレーゼ県トラダーテに本社を置く自動車部品メーカーで、主にステアリングホイールやシフトノブ、レーシングシューズなどを製造しています。

ナルディが製造している製品は、日本市場ではアサヒライズ株式会社(FET事業部)が正規代理店となっており、アフターマーケット品のステアリングホイールとしては「MOMO」と人気を二分しています(ほかに国内で流通しているステアリングホイールは、スパルコやイタルボランテ、パーソナル、モトリタ、レカラ、グラントなどがあります)。

MOMOについての記事はこちら

シフトノブをカスタマイズするにあたっておすすめの記事はこちら

ナルディの創業者エンリコ・ナルディ

1907年、イタリアのボローニャでトルコ系の家系に生まれたエンリコ・ナルディは、戦前から戦後にかけてレースエンジニア兼レーサーとして活躍しました。
40歳のときに実業家としての道を歩むことにしたナルディは、パートナーのレナート・ダネーゼとともにライトウェイト・スポーツカーやレーシングカーのシャシー、チューニングパーツの開発・販売を行うナルディ社を起業。
現在でも使用されている「ND」のトレードマークはこのときにデザインされたものです。

ライトウェイトスポーツカーについては以下の記事をご覧ください。

立て続けにイタリアの自動車メーカーに評価されたナルディ

ナルディ社はBMWやフィアットのチューニングで定評があったほか、ランチア・アウレリアに搭載された6連キャブレター付きの2,000ccV6エンジンなどを手掛け、1951年のミッレミリア(27〜57年にかけて開催されたイタリアの公道レース)で総合第2位の成績を収めました。
この年からハンドクラフトによるウッドリムの美しいステアリングホイールの製作が開始され、52年のペガソを皮切りに、フェラーリをはじめとした多くの自動車メーカーに正式採用されました。
その後、ナルディ社は自動車製造からレーシング・イクイップメントメーカーへと次第にシフトして行き、58年からエンリコ・ナルディが亡くなる96年までの間に、ナルディ社のステアリングホイールを装着したマシンは、世界のレースで1473回の優勝を飾り、61年、64年のF1チャンピオンシップの優勝を含む、10回のワールドチャンピオンシップを獲得しました。

こぞってナルディを採用していたイタリアの自動車メーカーについては以下の記事を参考にしてください。

ナルディの評判

ナルディ社のステアリングは、レーシンググローブの装着を考慮して握りの細いリムを採用しています(ちなみにMOMOのステアリングホイールは握りが太いほうです)。
そのためドレスアップ派がMOMOの製品を好む傾向にあるのに対し、ナルディの製品はラリーやジムカーナ、ダートラなどの競技参加者、走り屋などが好む傾向にあります。

ジムカーナについては以下の記事で!

ナルディの価格

ナルディのステアリングの価格帯は、定価ベースで3万円代前半から5万円台前半となっています。
特別注文品の中には10万円の正札をつけている製品もあります。

エアバッグの装着が義務化する以前は、ファミリーカーでもステアリングホイールを換える人が多く、同社を代表するクラシック・ウッドが、カー用品店でのセールなどで2万円台で販売されることがありました。
しかし、エアバッグが標準装着される現在では、ステアリングホイールを交換する人が激減したため、新品クラシック・ウッドが3万円以下で販売されることはほぼなくなりました。
MOMOの製品と比べてナルディの製品は少々価格が高めに販売されている印象です。

ナルディおすすめステアリング3選

ナルディ・クラシックウッド ポリッシュ・スポーク

360mm

■価格:35,424円(税込)(2017年7月現在)
■サイズ:330mm/360mm/340mm

ナルディを代表する製品と言えば、やはりクラシックウッドです。
中でもレトロなポリッシュ・スポークはとても人気があります。
ナルディのステアリングホイールの原点とも言える製品であり、軽快でしなやかな操舵感が特徴です。
かつてはユーノス・ロードスター(Vスペック)の標準装着品として選ばれた逸品であり、エンツォ・フェラーリやフェルディナント・ポルシェが愛した歴史と伝統のあるステアリングホイールです。
ただし、ウッドリムは手汗で滑ることがありますので、ドライビンググローブの使用をお勧めします。

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ナルディ・クラシック シルバー・スポーク

330mm

■価格:31,790円(税込)(2017年7月現在)
■サイズ:330mm/340mm/360mm

ナルディクラシックウッドのレザーリム版です。
上質な本革を使い、職人による手縫いで仕上げられた逸品です。
車種を選ばずマッチすることから昔からの定番商品となっています。
旧車の装着率が高い製品としても知られていますが、リムが細く、操作性が良く、ラリーやジムカーナなどの競技参加者の使用が多いステアリングホイールです。
使い込むほどにパイロットの手にしっとりと馴染むので、装着して満足感が高いステアリングホイールです。

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ナルディLEADER(リーダー)ブラック/グレーレザー&ブラックスポーク

■価格:27,686円
■サイズ:350mm
クラシックのデザインが少々レトロ過ぎるという方にはLEADERをお勧めします。
ナルディの名作・GARA(現在は在庫のみの販売)のデザインをベースに、アクセントとしてカラーレザーを採用。
フィンガー&ハンドレストを装備しているため、ロングドライブでの疲労を低減します。
アクセントカラーはブラック/グレー、ブラック/レッド、ブラック/ブルーの3種類(ブラック/レッドはステアリング操作のときに指し色の赤がちらつくので、あまりお勧めはしませんが・・・)。
スタイリッシュなデザインとグリップ力の高さを両立させており、激しいステアリング操作でも操作性を損ないません。

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クラシックウッド ポリッシュ・スポークを装備していたユーノス ロードスターとは

ナルディのステアリング交換の注意点

ナルディのステアリングホイールには、粗悪なコピー商品や類似品が出回っています。
オリジナルのナルディ製品は、2012年5月1日より5桁のシリアルナンバーで認定製品を確認するシステムが導入されていますので、不安を感じたらネットにアクセスして確認されたほうがよろしいでしょう。

また、ステアリングホイールはあくまでも機能部品。
ハンドル径を極端に小さいものに交換すると、ステアリングホイールが重くなったり、メーターが見えづらくなったりするなどのデメリットがありますし、ハンドリングなどのセッティングが崩れてしまうので注意が必要です(逆に言えば、ノーマルのセッティングに不満があるときは、ステアリングホイールを交換することでチューニングを変えることができます)。

ナルディのステアリングホイールを使ってみよう!

ナルディステアリングについてのまとめ記事はいかがでしたでしょうか? 
これからもステアリングホイールをはじめとしたカー用品の情報をお届けして参りますので、どうぞご期待下さい。

ハンドルまわりの記事はこちら

この記事の執筆者

山崎 龍この執筆者の詳細プロフィール

1973年1月東京生まれ。自動車専門誌の編集を経てフリーライターに。自動車専門誌を中心に、航空、ミリタリー、映像作品、オタクカルチャー、政治などの 様々なジャンルに寄稿する雑文ライター。 著書に『最強!連合艦隊オールスターズ』『萌えだらけのクルマ選び』(共にイカロス出版)、『「...