旧車の雄ロッキーオートがレストアした代表車種4選!ケンメリや2000GTなど

国産旧車の雄ロッキーオートが手掛けた名車の数々。今回はそんな同社がレストアしたクルマの中から、ケンメリやハコスカ、フェアレディZ、トヨタ2000GTの4車種を紹介します。

旧車の雄・ロッキーオート

ロッキーオートの店舗

出典:http://s101.photobucket.com/

ハコスカやケンメリ、フェアレディZなどの国産旧車の世界で東の「スターロード」(東京都・江戸川区)と並び称される名店が西の「ロッキーオート」(愛知県・岡崎市)です。

ロッキーオートは「誰にでも乗れる、買える。毎日の実用にも使える快適な旧車」をモットーにしているレストアを手掛ける名店です。

40年以上も昔のクルマに現在のクルマの快適性や信頼性を求めるべきではない・・・という旧車の常識を打ち破るべく、同店が手掛けたマシンは、ノスタルジー溢れる旧車の外観はキープしつつ、中身は近代的な日産RBエンジンやエアコン、パワステなどを装備したところに特徴があります。

旧車業界でのロッキーオートの評判

↓ロッキーオートのフェアレディZに搭載されたRB25型エンジン。

S30型Zに搭載されたRB型エンジン

出典:https://kineticlifedotnet.wordpress.com/

ロッキーオートのスタイルは、アメリカでは「スリーパー」と呼ばれるカスタム手法です。

見た目は年式相応なのに中身は現代のメカニズムやテクノロジーを装備して、現代のクルマに負けない性能と快適性、日常のアシとして使える信頼性を与えるという旧車のカスタムスタイルは、欧米では旧車趣味のジャンルとして認知されています。

ロッキーオートもこうした欧米流の考え方に触発されたことは間違いがないでしょう。

以前は国産旧車にアメリカ製V8への換装を主にしていた時期もあったようですが、同社代表の渡辺喜也氏によれば「やはりアメリカンV8はエンジンフィールが大味なので・・・」(筆者が東京オートサロンで渡辺氏に話を伺った際のコメント)ということで、最終的にRBエンジンへの換装へ方針を転換したようです。

しかし、こうしたロッキーロードの取り組みは、オリジナル至上主義だった日本の旧車業界に衝撃を与えるとともに、「旧車の持つオリジナリティが損なわれる」「邪道」「せっかくの旧車がもったいない!」などとの批判を受浴びることになりました。

しかし、同店のひた向きな活動が実を結び、現在ではファンも増え、旧車のひとつの楽しみ方として市民権を得るまでになりました。

なお、ロッキーオートではRBエンジンへの換装以外にも、旧車のオリジナリティにこだわるオーナーのために、L型エンジンのレストア・チューニングも行っています。

ロッキーオート・ケンメリ

ロッキーオートのケンメリ・レプリカ

出典:http://www.9tro.com/

どこからどう見ても「ケンメリ」と呼ばれる4代目スカイラインにしか見えませんが、じつはR32型スカイラインGT-Rをベースに、ロッキーオートが本物のケンメリから寸法を採って型を起こしたFRP製の外装を張って成型したレプリカ。

つまり、外観はケンメリになりますが、中身はR32型GT-Rというわけです。

ロッキーオートがこのクルマを作るきっかけになったのは、5年ほど前にケンメリのエンジンを3,000ccのRB型に換装し、スポーツインジェクション、油圧のラック&ピニオンステアリング、マルチリンク・サスペンンションに変更して欲しいとのオーダーが入ったことだそうです。

しかし、制作費が大変高額になったことから、それならマルチリンクサスのR32をベースにレプリカを製作すれば、高性能なケンメリ(のレプリカ)を安価に作れるのではないか、と逆転の発想で商品化されました。

価格はGT-Rベースで10,800,000円、GTSベースなら7,980,000円と、旧車のフルレストア+現代のテクノロジーでフルチューンするよりも安価になっています。


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359.8万円
本日の在庫
636
平均価格
187.5 万円
本体価格
7 ~ 2380 万円

ロッキーオート・ハコスカ

ロッキーオートのハコスカ

出典:http://jdmchicago.com/

写真のクルマは「ハコスカ」と呼ばれる3代目スカイラインのセミワークス仕様ですが、艶消しブラックのボディはなんとオールカーボン(ウェット・カーボン)製です。

エンジンはS&SにてチューニングされたRB26NAを搭載。

RB26NA6連スロットルインジェクションを装着し、ピストンはR32オーテック87パイをチョイス。

排気量は2,627ccにスープアップされています。

軽量化とハイパワーにより現代のクルマと遜色のない性能のマシンに仕上がっていますが、見た目とは裏腹にステアリングは軽く、インジェクション車なので取り扱いも気難しいところがありません。

現在、ロッキーオートでは12,800,000円(車両本体価格)で販売中。走りと乗りやすさを追求した1台です。

ロッキーオートでは、ほかにもRB25やRB26に換装した車両や、ベース車から完璧にレストアしたオリジナルの車両を販売中です。

また、ロッキーオートは過去にレクサスV8を搭載したハコスカを製作したこともありました。

ロッキーオート・フェアレディZ

出典:http://www.rockyauto.co.jp/

写真のクルマは、ロッキーオートがフェアレディZ 240Zに日本で初めてZ33用の日産VQ35エンジンを搭載し、公認車検を取得してナンバーのついたマシンです。

パワートレインは前述の通り、VQ35エンジン+6MTで非常に乗りやすく速いフェアレディZです。
足回りは前後車高調でフルピロを組み込んであり、しっかり路面を捉えてくれるでしょう。

フルレストア済みなので内外装は新車同様のコンディション。
ロッキーオートらしく非常に丁寧な仕事ぶりが細部に渡るまで見て取れます。

車重は1,000kgを切ることを目標にしていましたが、40kgほどオーバーした結果1040kgとなりました。

それでもノーマルのZ240よりも軽く、同じエンジンを積むZ33型フェアレディZと比べると390kgも軽くなっています。

前後重量配分はフロント550kg、リア490kgと理想的なのでハンドリングも良く、運転が楽しいマシンに仕上げられています。

ロッキーオートでは8,900,000円(車両本体価格)で販売中です。


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419.8万円
本日の在庫
371
平均価格
152.2 万円
本体価格
20 ~ 678 万円

ロッキーオート・トヨタ2000GT

ロッキーオートの2000GT RHVハイブリッド

出典:http://www.tokyoautosalon.jp/

トヨタ・アクア

出典:https://toyota.jp/

ロッキーオートがゼロから開発したレプリカのトヨタ2000GTです。
2000GTの試作1号車が完成した1965年から50周年を迎える2015年に完成しました。

制作に当たっては、オリジナルの実車から細部に至るまで3D測定し、複数の2000GTの測定値から平均値を出し(2000GTは手作りのため、車事に外装の形状は微妙に異なります)、FRP樹脂でボディを製作しました。

内外装はトヨタ2000GTの開発主管・細谷四方洋氏をはじめ、当時のスタッフが監修に当たっているのでオリジナルに忠実です。

しかも、驚くべきことにロッキーオートの2000GTのパワートレインはなんとハイブリッドなのです。
「2000GT RHVハイブリッド」と名付けられたこのクルマに搭載されているのは、トヨタ・アクア用の「THS-Ⅱ」(駆動方式はFF)で、軽量ボディとハイブリッドシステム、そして2000GTの空力に優れるボディにより、高速燃費は41.1km/Lにも達したそうです。

ロッキーオートでは、このほかに3,000cc直列6気筒エンジンを搭載した「R 3000GT」という2000GTのトリビュートモデルを開発しました。
こちらは駆動方式にFRを採用し、足回りはダブルウィッシュボーン・サスペンションを装備しています。

すでに「2000GT RHVハイブリッド」「R 3000GT」ともに各方面から注文が殺到しているようです。
ちなみに価格は前者が16,800,000円。後者が19,800,000円〜となっています。


G’s SSDナ…
243.7万円
本日の在庫
1,542
平均価格
137.0 万円
本体価格
55 ~ 251 万円

ロッキーオートの高い技術力にこれからも注目!

ロッキーオートの公式サイト(トップページ)

ロッキーオートの公式サイト(トップページ)

出典:http://www.rockyauto.co.jp/

ロッキーオートについてのまとめ記事はいかがでしたでしょうか? 
高い技術力を持つ同社は、名レストアラーから車両製作をゼロから行うカロッツェリア(工房)へと進化しつつあります。
旧車ファンならずとも、これからのロッキーオートに目が離せません。

●ロッキーオート
〒444-0003
愛知県岡崎市小美町字殿街道153
TEL:0564-66-5488
FAX:0564-66-5499
営業時間:9:00〜20:00

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